2015年度「かながわ部活ドリーム大賞」がこのほど発表され、厚木北高校野球部の林田拓馬さん(2年)が、メンバーシップ賞に選ばれた。
同賞は、部員として地道に努力し活動を継続、他の模範となる生徒に贈られるもの。林田さんは、怪我で他部員と同じメニューで練習できないため、他部員の体調管理や練習スケジュールを考えるなど、率先してチームを支え貢献したことが評価された。受賞について林田さんは「部員やクラスメイトが喜んでくれている姿を見て嬉しかった」と喜びを話す。
「チームを変えたい」思いからサポート役に
林田さんは1年の6月、練習中に両膝の半月板を損傷。学校の外周を走っていたときに突然激痛に襲われたという。1年間整形外科に通い、現在は週2回整骨院に通院、体育も全力では出来ない状態だ。部活では膝に負担がかからない程度にキャッチボールや素振り、ノックなどをしている。
今ではサポート役としてチームを支える林田さんだが、「辞めたい」と考えた時期もあったという。1年の冬、退部していく部員が増えチームの雰囲気も悪化。「このままでいいのか、自分がチームを変えていきたい」と思い、まずは自発的にサポートをしていこうと決意。その時の思いが、今のサポート役の原点になっている。
誇りを持てる「野球ノート」
2年の秋季大会で桐光学園と対戦。強豪相手に1対2で惜敗した。「負けたのは技術の差だけではない、メンタル面も大きい」と考え、以来、チームで「野球ノート」をつけ始めた。同ノートは1人1冊与えられ、練習時に監督に注意されたことや、技術力向上のために言われたことなどが書かれている。林田さんは既に3冊目のノートに突入。部員一人ひとりへのアドバイスなどが、ノートにぎっしりと書き込まれている。「目指すチームは、学校や地域の人たちから応援されるチーム」と言い、そのために何をすべきか、ノートに記している。
目標は甲子園出場。「まだ足りていない部分が多いので、他チームの良い所を吸収していきたい」と前を見据えた。
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林田さんのほか、厚木市からはスポーツ賞に厚木北高校、部活文化賞に厚木高校軽音楽部、アクティブ賞に北高ヨガ同好会、キャプテン賞に北高女子バレーボール部の木村優花さん、インストラクター賞に北高サッカー部の鈴木研人さん、部活サポーター賞に北高演劇同好会の天野達雄さん、北高吹奏楽部・ダンス部リコー厚木営業所、北高茶華道部の岡林弘子さんがそれぞれ選ばれている。
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