笑顔が弾けるバーシティ（上）とレッドのメンバーたち
厚木市を中心に活動するチアリーディングチームＡＴＳＵＧＩ ＡＬＬ☆ＳＴＡＲＳ（遠藤志津枝代表・82人）がこのほど、国立代々木競技場第１体育館で行われた第13回子どもチアリーディング大会（公益社団法人日本チアリーディング協会主催）で初優勝し、エキシビションでも金賞を獲得した。
同団体からは、ジュニア世代の日本一を決める同大会に３チームがエントリー。その中で、小学５年から中学２年16人で構成する「バーシティ」チームが、トップチーム15組が出場した自由演技競技の小学校４年生以上中学校３年生部門で優勝。また、29組がエントリーしたエキシビション「ジュニアスター」で、小学２年から中学１年24人で構成する「レッド」チームが金賞を獲得した。
観客を魅了するスポーツ
チアリーディングは、２分30秒の競技時間で、パフォーマンスの難易度や正確性、スピード感などの技術点に加え、笑顔や元気といった表現力の総合点で競い合う競技。
日本のトップレベルになると、ジュニア世代でも後方宙返りや組み体操でポーズを決める「スタンツ」や、特殊なジャンプなどアクロバティックなパフォーマンスで会場を沸かせることもあるという。
バーシティのキャプテン、仁正寺くるみさん（荻野中２年）は、「演技をやり終えた後、うまくいった達成感で泣いて、優勝の結果が分かってまた泣きました」と喜びの瞬間を振り返る。今回初めてチームキャプテンを任され、自ら率先して楽しい雰囲気作りを心掛けたという。
レッドチームのキャプテン小川凜花さん（同１年）は、常に声を出して気を配り、小学校低学年が多いチームをまとめ上げた。「練習でもタイミングが合わなかった全員で動きを揃えるパートが、本番でうまくいって満足しています」と嬉しさを話す。
遠藤代表は「全体を通して、過去にないくらいミスが少なかった。みんなが元気にベストを出せたことが良かったと思います。一人ひとりが練習を続けてきたことで今回の結果に繋がったので、全員を褒めてあげたいです」と子どもたちを称えた。
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