災害時において、市民が安全に避難し、かつ滞在できる機能を持つ「ぼうさいの丘公園」(温水783の1)。市の地域防災計画において広域避難場所、指定避難場所として位置づけられているこの公園は、阪神淡路大震災を契機に、防災機能の充実を図るため2000年に開園した。基本方針に「災害時と平常時の機能のバランスがとれた公園」「里山の自然環境の保全と活用のバランスがとれた公園」を掲げ、9・4ヘクタールの敷地内には広場や池など通常の公園の機能に加えて、備蓄倉庫や耐震貯水槽など、多くの防災機能が備わっている。
●防災備蓄倉庫
園内の建物内には通信施設、非常用発動発電機が備わっており、非常時には対策本部としての役割を担う。防災備蓄倉庫には避難者2万人、3日分の食糧のほか、パーテーションや消火器、毛布などの物資が並ぶ。これらは市内48箇所の指定避難場所へ届けられるサポート物資として蓄えられている。
●飲料用の耐震貯水槽
ふれあい広場の地下には飲料用の耐震貯水槽が備わっており、合計300トンの飲料水が確保されている。これは約3万3千人の3日分を賄うことができる量という。
●ヘリポート
広場の一部にはヘリポートが設置されており、緊急時には傷病者や物資の搬送をすることができる。
●非常用トイレ
非常用トイレは210基用意されており、上部に簡易便器を設置し利用できるマンホールも備わっている。
●避難広場
避難広場は4万平方メートル確保されており、2万人が避難できる想定。
これらの防災設備だけでなく、園内にはソフトボールやサッカー等に利用できる広場や、滑り台などの大型の遊具のほか、小動物園がある。平常時は多くの人が訪れる公園であり、緊急時には市民を守る二つの役割を担っている。
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