厚木のシンボルとして昔から愛されてきた鮎。漁解禁を迎えた相模川は、シーズン到来を待ちわびた釣り人たちで賑わいをみせている。初日の6月1日朝8時頃には、小田急線鉄橋付近にも50人ほどの太公望の姿があった。
解禁は夜明けとともにスタート。中には前日夜から待機していた釣り人もおり、その熱量が伺える。釣り客たちは、膝から腰あたりまで川に浸かり、コロガシ釣りを楽しんでいた。
大和市在住の小林俊英さん(62)は、朝5時半ごろから川に入り、鮎釣りを堪能。この時期としては大きめの16cmほどの鮎の釣果もあったといい、「かかった時のクッと引く感覚が楽しい。ここは手軽に来られるのが良いね」と笑顔で話した。秦野から来た75歳の男性は「釣った後に食べるのも楽しみの一つ。天ぷらがうまいね」と、食としての鮎の魅力を語った。
鮎釣りは、相模川漁業協同組合連合会や釣具店、コンビニなどで販売されている遊漁券が必要。今年は、10月14日まで楽しむことができる。
同漁連(木藤照雄会長)は、漁解禁を目前に控えた5月27日に試し釣りを実施。三川合流点など管轄区8カ所で友釣り・コロガシ釣り・毛ばり釣りの3つの漁法を試した。生憎の天候に見舞われたが、組合員30人が2時間ほど行い、約500尾の釣果があった。
釣り上げられた鮎は、体長8cmから19cmと、順調な成長が見られたという。木藤会長は、「今年は、型の整った天然遡上が多い。遡上数は現時点で1500万尾と、観測史上3番目に多かった昨年を超えている。質・量ともに抜群に良い」とコメントした。
厚木の鮎観光資源に
厚木市は、9市町村と関係漁業団体が連携して行う「浜の活力再生プラン」の策定や、厚木観光漁業協同組合との協定締結=中面に関連記事=など、今年に入ってからも鮎に関わる事業に取り組んできた。今後も、鮎の保護や、鮎料理の研究などを進めることで、地元の観光資源である相模川の鮎の新たな魅力をアピールし、厚木市の産業や観光の振興に繋げていくことを目指していくという。
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