ドイツのフランクフルトで3年に一度開催される、IFFA(イーファ)ドイツ国際食肉加工コンテスト。市内及川にある厚木ハムの嶋崎洋平工場長(39)がこのほど、腸詰部門で金メダル11個、銀メダル2個、銅メダル1個を獲得。部門優秀者に贈られるトロフィーも授与された。手作りハム・ソーセージの専門店として厚木に根付き、食文化を広める嶋崎工場長に話をうかがった。
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▽IFFAはドイツ食肉協会が主催し、約130年の歴史がある国際見本市。今回は約3000アイテムが出品され、食肉加工のマイスターたちが外観や食感、風味、味などを厳しく審査した。今回、嶋崎工場長がエントリーしたのは厚木ハムがメイン商品として製造販売する「腸詰類」14アイテムで、うち11アイテムが金メダルを獲得。同部門に出品した日本人の中ではトップの受賞率で、ドイツ人などを含めた総合順位では4位に輝いた。「正直にうれしいです。結果が出せてほっとしている気持ちもあります」と感想を話す。
▽IFFAへの出品は2007年に次ぎ2度目。この時も金メダルを獲得している。10年大会と13年大会は口蹄疫や震災後の放射能問題でそれぞれ規制がかかり、日本からは大会に出品できなかったという。今回は日本の肉屋を束ねる全肉連の幹部と一緒にドイツへ渡り、ドイツの食肉協会との「日独姉妹提携」を実現させることにも尽力した。
▽父君が市内金田で始めた種豚場。現在は蔵王高原などに移り、三元豚や黒豚を主に育てている。「安全で安心な豚肉・加工品を多くの皆様に提供したい」と立ち上げたのが厚木ハム。こだわりは「豚肉しか使わないこと」だ。今回エントリーした腸詰も豚肉だけで作る新たなステップを踏むため、肉豚と母豚をブレンドしたスペシャルレシピを一部採用した。「これからも『オールポーク製法』の新境地を開拓し続けていきたいと思います」と話した。
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