厚木の名物といえば「とん漬」。その消費拡大をめざす、アイデア料理コンテストの最終審査が8月27日、中町の厚木ガスショールームで行われた。主催は一般社団法人厚木市商店会連合会(齊藤裕会長)。
厚木の名産品として土産や贈答用に利用されてきた「とん漬」。けれども、家庭で日常的に消費されることが少ないことから、気軽に美味しく食べてもらうきっかけづくりとして、今回初めて開催された。
今年の3月にレシピの募集がスタートし、集まったのは全国から30点。書類による一次審査を経て8点が最終審査へと進み、この日は約40分の調理時間で料理を提供した。
審査のポイントとなったのは、「創造性」「普及性」「栄養面」「利用性」。審査委員長の神奈川工科大学応用バイオ科学部栄養生命科学科の清瀬千佳子教授ほか、同会の齊藤会長、あつぎとん漬のれん会の田口幸一会長らが審査員となり、アイデアの斬新さや調理のしやすさを評価した。炙ったとん漬を加え炊き込んだ「とん漬炙りめし」や、とん漬を具材にした「とん漬DEおにぎらず」、はるばる宮城から参加し、名物・笹かまぼことコラボした「とん笹丼」などユニークかつ斬新なレシピに、審査員からは「どれもおいしい」「選ぶのは大変」といった声も聞かれた。
審査の結果、見事金賞に輝いたのは佐藤洋子さん(温水西在住)の「とん漬ビビンバ」。審査委員長の清瀬教授は「ビビンバの具材にとん漬を加えることで、味も濃くなりすぎず、また野菜もたくさん取れるメニュー」と評価した。
金賞の受賞に、佐藤さんは「これまでは、贈答用というイメージが強く、私自身、たまにしか食べない食材でした。けれども、これを機に、家庭でもたくさんアレンジメニューを作り周囲の友だちにも勧めていきたいと思います」と話した。
齊藤会長は「今回が初開催。手探り状態で進める中、たくさんのメニューが集まり、また参加者の皆さんが真剣に料理してくださったので大成功だと思います。次は、これらのレシピの普及に努めたいです」とコメントした。
今後、これらのメニューは一冊にまとめられ、とん漬のれん会と協力し配布することが予定されている。
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