毎週月曜の朝、本厚木駅の南口に応援団がいるらしい…。そんな噂を聞きつけ、真相を確かめに駅前へ。真相を”狙い撃ち”した。
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▽「今週も一週間頑張りましょう」「いってらっしゃいませ!」。学ランに身を包んだ「ひとり応援団」の声が、通勤・通学で行きかう人々へ届けられる。その正体は、パチンコ店「ジリオン」などを運営する(株)藤光(市内旭町)に勤務する植松拓也さん(26)。毎週月曜日を基本として、午前7時半から1時間程度、朝立ちを行っている。
▽始めたのは昨年10月。北口と比べて人通りの少ない南口に活気をもたらす、休み明けのいわゆる「ブルーマンデー」を吹き飛ばす、という2つの目的で駅前に立つようになった。会社の宣伝は一切せず、持ち込んだラジカセで高校野球の応援歌メドレーを流しながら、道行く人たちにエールを送る。道行く人には最初は冷ややかな目で見られていたが、続けるうちに挨拶を返してくれたり、夏場は高校野球の話で盛り上がったりと交流も生まれた。「いつもありがとう」と逆に励まされることもあるという。
▽自前だという学ランの袖には「横浜高校応援団」の腕章が。高校2年時には団長を務め、2006年春のセンバツ優勝の際は甲子園のスタンドにいた。高校3年間の苦労と汗が染みこんだ勝負服で、月曜の朝に元気を届けている。
▽しかしそれも今月で見納め。勤務する店舗の閉店に伴い、今月末で活動を終了する。次の出動は祝日明けの来週火曜。9月30日の最終日にも駅前に立つ。「継続は力なりということを体験できた。やって良かったです」。雨の日も雪の日も1年間応援してきた南口の団長の勇姿が見られるのも、あと3回。
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