2017年元旦号のメインテーマは「あつぎプライド」。その象徴として紹介するのが市内の産・学・官・医が連携し昨年11月に発足した、介護ロボットを活用した地域在宅高齢者支援サービス事業推進プロジェクトだ。
同プロジェクトは地域と行政がロボットで連携して、在宅高齢者を支援する仕組みを作るもの。「さがみロボット産業特区」商品化第1号のリハビリ補助器「パワーアシストハンド」を製作したチームアトムや、市内中小企業の力でヒト型歩行ロボット「ロボコロ」を開発する厚木商工会議所のATSUMOが参加。厚木市の福祉関係部署の課長や市内医療施設の責任者も名を連ね、外部専門委員には市内大学の教授らが入った。まさに「チームあつぎ」で一丸となった陣容だ。
プロジェクトは3カ年計画。2019年度には在宅のまま、ロボットにより病院・行政機関が連携して高齢者を介護支援する仕組みがスタートする。
その第一歩として現在は、組織内に「ニーズ調査」「介護ロボットの情報収集」「事業モデル検討」の3グループを作成。ニーズ調査では医療法人社団三思会協力のもと、介護施設で働く看護師や介護福祉士ら約100人にアンケートを実施。仕事で大変な部分や、あったらいいロボットなど、現場の意見を聞いた。
12月20日に開かれた会合では、ニーズ調査と情報収集の結果を報告。事業モデルの検討に向けて、2つの資料を整理していくことなどが確認された。
プロジェクトのチームリーダーを務める北村正敏さん(チームアトム幹事長)は「今年後半には高齢者施設でのモニタリングを始めたい」と話す。その先に見据えるのは「高齢化社会なんか怖くない」と思えるシステムの構築だ。
厚木から世界へ発信
「『周りに迷惑をかけてまで長生きしたくない』という人も、自宅で見守ってくれるシステムができれば安心できる。2020年には、高齢社会を支えるシステムを厚木から世界へ発信させたい」と北村さん。
「技術」と「夢」が、厚木の新たな誇りを作る。
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