本厚木駅近くに店を構える「西洋懐石 じょ里ぃ」。オープンから今年で30周年を迎えた同店の「サービス」を支えるのがフロアマネージャーの平岡想さん(32)。ソムリエ資格も持つ平岡さんの言葉一つひとつから、「じょ里ぃ」が長く愛される理由が垣間見えた。
▽同店でのキャリアは、友人の紹介でアルバイトスタッフとして働き始めた東海大学2年。「向いていると思ったことは今まで一回もないですが、アルバイトの時から仕事を楽しいと感じていました」。大学卒業後、一度は自動車ディーラーに就職。仕事でも結果が出始めた24歳ごろ、同店の安藤裕里オーナーに社員の誘いを受けた。かなり悩んだ末、「お店への思い入れも強かったので決意」。フロアマネージャーとして再び店に戻った。当時、フロアスタッフの社員は平岡さんただ1人。その責任は想像以上だったが、学生の頃を覚えてくれているお客様の一言が素直に嬉しかったという。
▽「歴史があるお店だから、泥は塗れない。昔より今の方が良くないと」。今日より明日もっと良いサービスにするためにインプットも欠かさない。仕事終わりや休日には知り合いのバーや都内の有名店に足を運び、刺激を受ける。ソムリエ資格を取得したのもそんな向上心から。「食事の場を楽しくすることが仕事。お客様に声をかけられる前に応えたい」。接客では、客の見えないところで配慮を巡らせる。「食事は人と人を繋げるツールだと思っています。食事を本気で楽しんでほしいから、『これもあれも食べたい』時でもお気軽にお声掛け下さい」。
▽出身は静岡県。25歳で大学時代に知り合った妻と結婚。休日は、男女二児のパパの顔になる。お酒と食べることが好きなのは、両親の影響。「1年の360日はお酒を飲む。なんでも好きです」。ソムリエの資格を得て良かったことは?「ワインを飲んでいてもテイスティングと称して怒られないところ」と冗談めかす。
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