市内5つの保育所で7月7日、七夕にちなんだ給食が提供された。食材として使われたのは星やハート、クローバーなど、切り口が変わった形をした3種のきゅうりをはじめ、トマトや玉ねぎなど多彩な地場産野菜だ。
「おもしろい形のきゅうり!」「おいしいね」―。中町の厚木保育所(小澤栄子所長)では11時半に給食が始まると、「いただきます」の発声に続き、園児たちの元気な声が飛び交った。この日の献立のハンバーグとサラダ、そうめんにはJAあつぎ夢未市の協力により、地元産の野菜がふんだんに使われていた。
特に人気を集めたのは、サラダに使われた星やハート、クローバーの形をしたきゅうり。以前、夢未市で販売されていたのを見かけた保育所の調理員が、JAに協力を依頼した。「地域の産物を知ってもらい食育につなげられれば」という希望に応え、昨年から食材として使われはじめた。
厚木保育所の小澤所長は「子どもたちが喜んで食べているのを見るとうれしい。今年は園内の畑でもこの形のきゅうりを育て始めました」と目を細めた。
園児の笑顔を想像し市内農家が丹精
今回の七夕給食で保育所にきゅうりを提供したのは、石井孝幸さんと服部重雄さん。愛甲で代々農業を営む石井さんは今年初めて、給食の食材に星型やハート型のきゅうりを提供した。6年ほど前、ホームセンターで型を見つけ「面白いと思って」栽培を始めた石井さん。10cmほどに育ったまっすぐなきゅうりを、星やハート型のプラスチック容器にはめて生育させる栽培方法で、昨年まで夢未市に商品を出荷していた。コスト面などの問題から、今年は商品として生産していなかったが、JAからの声かけに「子どもたちが喜ぶのなら」と協力を決めた。
保育所の給食にはほかにも、厚木産の米や苺などが使われ好評を博している。
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