市民参加ミュージカル「眠れる森の美女」で、53人の参加者から、主役の王女役に選ばれた。市民ミュージカルには3度目の参加となる濱崎さん。これまでは脇役が多かったが、今回、初めての”主役”に気合が入る。
▽配役を決めるオーディションでは、王女のセリフを読んだ参加者が5、6人いたという。「ほかの参加者も上手だったので、主役ができれば嬉しいなと思っていました」と少し控えめ。友人に誘われて、初めて市民ミュージカルに参加したのは高校1年のとき。「脇役だったけど楽しかった。主役の演技や、演出家の指導を目の当たりにして刺激になった」。もともと演技に興味はあったが、市民ミュージカルへの参加がきっかけとなり、ミュージカルの魅力に気づく。
▽演技に興味を持ったのは小学6年のとき。本やテレビを見ることが好きで、様々な演者を見てふと「おもしろそうだな」と思ったという。「両親に話すと受け入れてくれ、応援すると言ってくれたのが嬉しかった」と両親の後押しもあり、演技の世界へ足を踏み入れた。中学3年から演劇の教室に通い、高校では演劇の授業を選択。現在は洗足学園音楽大学のミュージカルコースを専攻している。「いろんな自分になれるから、演技が好き。役に近づけたときしっくりとくるし、自分の殻を破れた感じがして達成感がある」と目を輝かせる。
▽主役に抜擢され、台本を手にしてから次の練習までの2週間で、セリフをすべて覚えた。「演出家に、早く覚えた方が指導しやすい」と言われ、大学の公演も11月に控える中、主役として参加者を引っ張る。ミュージカルは2部構成で、濱崎さんの出番は2幕から。「緊張するけど、みんなで元気に笑って終われたら」とキュートな笑顔を見せる。将来は「映像でも舞台でもなんでもいいから、演技にかかわる仕事がしたい」と前を向いた。
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