厚木・愛川・清川 教育
公開日:2017.12.15
垣根を越えて国際交流
湘北短大へ豪から体験留学
湘北短期大学に11月24日から12月8日にかけて、姉妹提携校のオーストラリア国立ニューカッスル大学から交換留学生が訪れた。日本のマナーや言語を学んだり、十二単の着付けや書道などを体験した。
6日の日本料理講座では、豆ごはんとかきたま汁、肉じゃが、切り干し大根といったごく一般的な和食の調理に挑戦。生活プロデュース学科のフードコースで学ぶ兵頭桃恵さん(2年)が参加者を前に工程を説明し、作業がスタート。ランチョンマットの上に並んだ数々の器に、留学生たちはせわしく箸を運んだ。
末永く・深く「日本の父母」に
同大のホームステイを受け入れた家族と留学生の交流が末永く続いている。
2010年に留学生のキースさん(香港)を受け入れた、市内毛利台の市川哲夫さん・良美さん夫婦。ホームステイから2年後、キースさんから「遊びに行っていいですか」とメールがあった。交際相手のアイリスさんを連れて訪日し、江ノ島へ遊びに行った。その後、メールやLINEでのやり取りが頻繁になり、家族を連れてきたり、地元香港に招待されたことも。キースさんは市川さんを「お父さん、お母さん」と呼び慕っていた。
今年12月、キースさんとアイリスさんは結婚。市川さん夫婦も「日本の両親」として招待された。市川さんは「こんなに交流が続き、人生の宝になるとは。気立ての良い息子です」と笑う。キースさんは現在世界各地を仕事で飛び回り、訪日した際には市川さん宅に寄るなど、交流は今も続く。
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