神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

神奈川県優良小規模企業者表彰 扇や製麺店と三愛エコシステム(株)

経済

公開:2018年2月2日

  • X
  • LINE
  • hatena

独自の技術、工法、発想による商品化、事業化をしている者や長年にわたり地元に根差した活動など、地域活性化に貢献している者などが表彰された。

団体役員として地域に還元扇や製麺店

 扇や製麺店(船子1091の1)の前場敏男社長(77)は受彰に際し「栄誉ある賞をいただき、大変身に余る光栄」とコメント。全国製麺協同組合連合会や厚木市技能職団体連絡協議会、厚木商工会議所、厚木地区食品衛生協会などの長や役員を務め、これらを通して地域に貢献しているとして市から推薦された。

 前場社長は、中学を卒業し親戚の製麺所へ修行に。1962年、21歳の時に同店を設立した。時代とともにニーズは増え、厳選素材を使用した中華めんを中心に、麺類の製造販売を行っている。温度や湿度など、天候に左右される製麺は同じ味を作り続けるのに苦労するが、試行錯誤を重ねファンや顧客を広げていった。

 大規模工場での製造が主流の現在においても、麺の食感や太さなどの細やかな注文にも、地域店として対応している。「お客さんあっての自分、そして店。義理人情を一番大事にしなきゃね」と前場社長。今後は、次の世代へのバトンタッチも検討しているという。

切粉(きりこ)を圧縮し再利用三愛エコシステム(株)

 金属加工工場において発生する「切粉」や「研磨スラッジ」はかさばるもの。これらを破砕し、圧縮機で鉄と油に分けて圧縮することで、再利用も可能にする技術を確立した。三愛エコシステム(株)(長谷260の57)では、切粉圧縮機や切粉破砕機の販売を行っている。

 佐藤大樹代表(75)は受賞の知らせを聞き「なんでうちのような会社が、とおこがましく思った」と謙虚に語る。中学卒業後、「一国一城の主になる」と心に決め、山梨から単身で上京。都内の加工会社に就職し、19歳で独立した。1986年に船子で事業を始めたが、大量に出る金属の屑を置く場所がなく、処分するにも代金がかかり困っていたという。そのとき、切粉の減容処理を自動化するための圧縮機の自社開発に成功。販売を開始した。

 2014年には本社を長谷に移し、現在は「切屑処理装置の専門メーカー」として展開。佐藤代表は「企業は社員あっての組織。社員が一生懸命やってくれているから今がある」と感謝の意を表した。

同店自慢の中華めんを手にする前場社長
同店自慢の中華めんを手にする前場社長
一代で会社を築き上げた佐藤代表
一代で会社を築き上げた佐藤代表

厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6

青い花原見ごろに

青い花原見ごろに

荻野運動公園

4月26日

公共交通が分かる1冊

乗り方から特典まで

公共交通が分かる1冊

4月26日

本庁舎跡地活用を提言

厚木市

本庁舎跡地活用を提言

検討委が取りまとめ提出

4月26日

県央4市の連合書展

県央4市の連合書展

今年は来月伊勢原で

4月26日

水難事故に備え実践訓練

厚木市消防

水難事故に備え実践訓練

相模川で救命ボートなど

4月26日

3市町村の未来考える

厚木JCが公開例会

3市町村の未来考える

4月26日

愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」

家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。

https://www.fujimishikiten.co.jp/hall/yukarieaikouishida/

愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」

家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。

https://www.fujimishikiten.co.jp/hall/yukarieaikouishida/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

厚木・愛川・清川版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook