独自の技術、工法、発想による商品化、事業化をしている者や長年にわたり地元に根差した活動など、地域活性化に貢献している者などが表彰された。
団体役員として地域に還元扇や製麺店
扇や製麺店(船子1091の1)の前場敏男社長(77)は受彰に際し「栄誉ある賞をいただき、大変身に余る光栄」とコメント。全国製麺協同組合連合会や厚木市技能職団体連絡協議会、厚木商工会議所、厚木地区食品衛生協会などの長や役員を務め、これらを通して地域に貢献しているとして市から推薦された。
前場社長は、中学を卒業し親戚の製麺所へ修行に。1962年、21歳の時に同店を設立した。時代とともにニーズは増え、厳選素材を使用した中華めんを中心に、麺類の製造販売を行っている。温度や湿度など、天候に左右される製麺は同じ味を作り続けるのに苦労するが、試行錯誤を重ねファンや顧客を広げていった。
大規模工場での製造が主流の現在においても、麺の食感や太さなどの細やかな注文にも、地域店として対応している。「お客さんあっての自分、そして店。義理人情を一番大事にしなきゃね」と前場社長。今後は、次の世代へのバトンタッチも検討しているという。
切粉(きりこ)を圧縮し再利用三愛エコシステム(株)
金属加工工場において発生する「切粉」や「研磨スラッジ」はかさばるもの。これらを破砕し、圧縮機で鉄と油に分けて圧縮することで、再利用も可能にする技術を確立した。三愛エコシステム(株)(長谷260の57)では、切粉圧縮機や切粉破砕機の販売を行っている。
佐藤大樹代表(75)は受賞の知らせを聞き「なんでうちのような会社が、とおこがましく思った」と謙虚に語る。中学卒業後、「一国一城の主になる」と心に決め、山梨から単身で上京。都内の加工会社に就職し、19歳で独立した。1986年に船子で事業を始めたが、大量に出る金属の屑を置く場所がなく、処分するにも代金がかかり困っていたという。そのとき、切粉の減容処理を自動化するための圧縮機の自社開発に成功。販売を開始した。
2014年には本社を長谷に移し、現在は「切屑処理装置の専門メーカー」として展開。佐藤代表は「企業は社員あっての組織。社員が一生懸命やってくれているから今がある」と感謝の意を表した。
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