タウンニュースの「俳句でひと息」欄にもっと多くの方々に、特に、初心者や若い人達にも俳句を楽しんでいただきたく、「俳句の楽しみ方」を書かせていただきます。
俳句は十七音節からなる世界で一番短い詩。しかし、その中に日本人の美意識、自然観、哲学、思想、情趣といった様々なものが込められています。
私達の住む日本という国土が俳句をたしなむ環境にかなっているのです。
その中で、俳句を楽しむ第一歩は、日常生活や仕事、旅行など、その中で見聞きしたこと、感動したことを五七五にして、俳句に詠んでみることです。
俳句を作るに当たって、歳時記と辞書(最近では電子辞書)が最低必要になります。さらに、守って欲しい基本があります。それは、
▽五音・七音・五音の十七音から成る定型詩
▽自然や風土・風物の正しい季節感を詠み込むこと、すなわち、季節を明示する詞、季題・季語が必要
▽「切字(切れ)」を入れる…「切れ」(〜や、かな、など)は俳句にとって決定的な働きをするということです。
初心者の方は、最初のうちはこの約束が難しいと感じられるかもしれませんが、たくさん作っていくうちに、だんだんコツが判ってくると思います。
時間がある方は、歳時記などを見られて勉強されると大変参考になると思います。また、文庫本などでも「覚えておきたい極めつけの名句一〇〇〇」や、「鑑賞 日本の名句」『俳句』編集部編(共に角川学芸出版)といった秀句をまとめた本もあり、読まれると良いと思います。
俳句を詠むことによって、季節の移り変わりや今まで気にとめていなかったことを発見した喜びとか、人生の節目を句にして感動を味わうとか、いろいろな楽しみ方があると思います。
あとは、俳句をやってみようと思われる方は、ドシドシ「俳句でひと息」に投句してください。最初から上手な人などおられません。投句していくに従って、必ず上達されていきます。
思い立った時が吉日と云われます。是非奮って投句して下さい。お待ちしています。
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▽編集室より/「俳句でひと息」は読者参加型のコーナーです。不定期(月2〜4回程度)で連載。投稿いただいた句は、厚木市俳句協会の川島浩平会長に選句・句評いただいています。どなたでも参加可能です。
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