1歳児がケーキづくり!?――驚きの取り組みをした社会福祉法人喜慈会 子中保育園(下荻野/大塚貴史園長)がこのほど、食育コンテスト「いただきます ごちそうさま」(主催/キッズエクスプレス21)で優秀賞に選ばれた。
同コンテストは、幼稚園や保育所などから食育に関する活動レポートを募集し、審査するもの。今回は全国の50園から応募が寄せられた。
同園が行った取り組みは、「1歳児たちのケーキづくり〜子どもたちと保育士との2カ月にわたる対話的保育実践〜」。昨年9月、砂場で園児らが牛乳パックに砂をつめ、バースデーケーキを作っている姿を見て、担任保育士は「1歳で見立て遊びができるなんて」と感心したという。そこから、ケーキやさんごっこに発展し、保育士が「ケーキやさんです。いかがですか?」と声をかけると、「たべたい」と返事があったことから、次は空き箱を使ってのケーキづくりに。白い箱に生クリームに見立てた水溶き小麦粉を塗り、毛糸のボンボンやリボンでデコレーションを施した。本番のケーキづくり前には、実際にケーキ店で本物を購入。園児らは、練習で作ったケーキに似たものを選んでいたという。
そしていよいよ本番。エプロンをしめ、用意されたスポンジに生クリームを塗り、果物でデコレーション。クリームを上に塗る子、横に塗る子、自分たちで切ったバナナ、みかん・桃缶を乗せる子、それぞれ自然に役割分担をし、真剣な表情で取り組んだ=写真下。
出来上がったケーキはみんなで試食。スポンジと生クリームが苦手だった子も、自分で作ったケーキは格別、ペロリと全部平らげた。
取り組みを通じて保育士は、「子どもとの対話をとても重要と考え、反応を見ながら選択肢を用意した。指示したりはせず、子どもたち自身が遊びを選んだ結果。受賞でき、涙が出るほど嬉しかった」と喜んだ。
12月にはイチゴのケーキづくりを実践。現在は科学や光をテーマに学習している。
厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
<PR>