厚木・愛川・清川版 掲載号:2019年5月24日号 エリアトップへ

冒険は新たなステージへ 愛川町出身・荻田泰永さん

社会

掲載号:2019年5月24日号

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荻田泰永さん(写真後列左)と冒険ウォークに参加した12人の若者たち。ゴールのクライドリバー到着を喜ぶ
荻田泰永さん(写真後列左)と冒険ウォークに参加した12人の若者たち。ゴールのクライドリバー到着を喜ぶ

 愛川町出身の冒険家・荻田泰永さんが日本の若者12人と北極圏約600Kmの「冒険ウォーク」に挑み、日本時間の5月6日午前0時10分にゴールした。この北極行は、荻田さんにとって20年前の自身と重なる特別な冒険だった。

 荻田さんは22歳の時、冒険家・大場満郎さんの「北磁極を目指す冒険ウォーク」に参加して初めて北極圏の地を踏んだ。人生の目標が定まらず若いエネルギーを持て余す日々に、何気なく見たテレビ番組で知った大場さんの冒険。命の危険を乗り越え進む姿に、驚きつつも惹かれるものがあった。「若い人を連れて北極を歩こうと思っている」という大場さんの言葉にすぐに手紙を書き、冒険に加わった。

 それから荻田さんは毎年のように北極圏を歩き、単独徒歩という過酷なスタイルで踏破した距離は1万Km以上。世界有数の北極冒険キャリアを築いた。2018年には新たなフィールドである南極に挑み、日本人初の無補給単独徒歩による南極点到達を成功させた。

 そんな荻田さんが「いつかやってみたい」と描いていた冒険が、若者を連れた北極行だった。かつて大場さんから受けた感動を、今度は自身が若者に与える。若者たちと挑む冒険の舞台に選んだのは、カナダ北極圏バフィン島パングニタングからクライドリバーまでの約600Km。参加者は主に20代で、フリーターや会社員、大学生と様々。アウトドア経験もほとんどなく、テントで寝るのも初めてというメンバーも居た。

 現地は時にマイナス20度近くになる極寒の北極圏。荷物を積んだ約50kgのソリをひき、凍った海上や雪上をただひたすら歩く。最初の2週間ほどは荻田さんが先頭を歩いたが、その後は若者たちに地図とコンパスを託し、先頭を歩かせた。「自分たちが先頭に立つことで集中力も必要になる。後半は若者たちの雰囲気が変わっていった」と荻田さんは振り返る。29日間の冒険を終え、雪の照り返しに焼けた若者たちの表情は、生き生きと輝いている。「この経験をどう活かしていくかは、それぞれ個人の自由。周囲にいい影響を与えてくれる人になっていってくれれば嬉しい」と荻田さんは話す。

 無補給単独徒歩での冒険が中心だった荻田さん。これまでも夏に小学生を連れて160Kmを歩く冒険を国内で行ってきたが、若者を連れた北極圏冒険は、自身が経験を積む「インプット」から、外に影響を与えていく「アウトプット」への変化。冒険の新たなステージが始まった。(記事内写真は全て荻田泰永さん提供)

マイナス気温の北極圏を歩く
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