厚木市立玉川小学校(高澤崇校長)で2月10日、恒例のせんみ凧あげ大会が行われた。
同校では、玉川せんみ凧保存会(前場政行会長)の協力を得て、卒業制作として6年生がせんみ凧を作成。毎年、凧あげ大会を開催するのが恒例となっている。
当日は、約25人の6年生が校庭いっぱいに広がり、自作のせんみ凧を空高く揚げようと駆け回った。この日は、保存会のメンバーも「凧揚げに最適な風」と太鼓判を押す状態だったが、「惜しい〜」「難しい〜」と揚げるのに苦労する児童が目立った。時間が経つにつれ、風の向きや糸の引き方などに慣れてくると、いくつものせんみ凧が青空に舞った。
凧揚げを振り返り三橋柊良(しゅうら)くんは「コツをつかむまでは、高くあげるのが難しかった。走って凧が高くあがったら、指先で糸を押したり引いたりするのがコツ」と笑顔で話した。
また、児童から「師匠」と呼ばれ、昨年10月から凧の制作などに最初から関わってきた前場会長は「今年で14年目の凧づくり。いろいろな方の協力があって実施できている。今年は特に、保護者が多く見に来てくれて、地域一丸で協力してできた。当日は凧あげに苦戦している児童が多かったが、それはそれで良い思になったと思う」と話した。
せんみ凧とは、竹ひごと和紙を使い、セミをかたどった横60cm、縦30cmほどのたこ。昭和30年ころまでは、神奈川県の県央・県西地域で5月の節句の時期に男児の成長を願って揚げられていたという。
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