愛川町を中心に、アートを通して障がい者支援を行っている「愛川芸術就継Bみらいのあいの家設立準備室」が、2つのアート公募展を企画。7月1日(水)から募集を開始する。メンバーで陶人形作家の小山透さんは「ぜひ多くの作品をお待ちしています」と広く応募を呼び掛けている。
同準備室は、障がい福祉に関心のある音楽家・画家・イラストレーターなどが集う。障がい者作業所開設の母体となるNPO法人設立を目指し、障がい者を交えたワークショップやチャリティイベントを開催してきた。
2019年には町内春日台を拠点に様々なワークショップを開催。集大成となる発表会で小山さんは、障がいのある人たちの生き生きとした姿に心打たれた。「普段は家から外に出ないという人が会場に来てくれる。いつも大人しい人が一生懸命に作品のことを話す。アートの作品展には、すごい力がある」と語る。
2020年も活動を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の拡大で活動はストップしてしまった。そこで「何か違う形で作品展をできないだろうか」と、2つの公募展を考えた。
自由な発想でカレンダーづくり
第1の企画は「未来・障がい者アート公募展」。オリジナリティのある絵や立体作品を募集し、優秀作品十数点で2021年のカレンダーを作る。応募資格は心身にハンディのある人で、町外在住の人も応募可。
出品料は無料で一人1点まで。完成したカレンダーは入賞者や町内の障がい者支援施設、学校などを中心に配布するほか、希望者には販売も予定している。
商品化も見据えアイデア募る
第2の企画は「つながる障がい者アート公募展」。オリジナルの商品グッズのアイデアを募集し、選考作品を元に試作サンプルも制作する。
この企画については「アートを仕事につなげるきっかけにしたい」という小山さんの思いがある。一般財団法人冠婚葬祭文化振興財団の社会貢献基金の助成を受けており、「素晴らしい作品があれば、全国の結婚式場で置いてもらえるようになるなど、広がりが生まれるかもしれない」と小山さんは未来を描く。
こちらの公募展も応募資格は心身にハンディのある人。出品料は無料で一人1点。同一作品でカレンダー企画との同時応募はできないが、別の作品であれば両方の公募展に作品を出品することができる。
両公募展の募集期間は7月1日から9月13日(日)まで。応募方法は、専用の申込書を作品に添付し、あいかわ町民活動サポートセンター(愛川町角田251の1)へ郵送する。持ち込みの場合は、9月12日(土)と13日(日)の午前10時から午後3時までに同センターへ。
なお、両公募展に寄せられた全作品は来年2月に開催予定のアートフェスタでも展示される。
公募展の応募規定や応募方法など、詳しくは同準備室(小山さん)【携帯電話】090・4172・3394へ。
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