厚木市は、コロナウイルス感染症の拡大で、経済的に影響を受けている大学生を支援する「コロナに負けない!厚木市学生就労等支援補助金」について、6千万円を増額した。
この支援補助金は、市内在住の一人暮らしの大学生、大学院生、専門学生などを対象に、一律5万円を補助するもの。新型コロナウイルス感染症の影響で、アルバイト収入が大幅に減少したり、親からの仕送りが減額した学生が多く、経済的な支援をすることで、厚木市の住みやすさを実感してもらい、将来的に市内の企業への就労促進につなげるとともに、若者の定住促進を図るねらいがある。
申請開始の5月29日から、7月3日までの間に、1809件の申請があり、そのうちの1247件にあたる6235万円の振り込みがすでに完了している。市内5大学(神奈川工科大、東京農業大、東京工芸大、松蔭大、湘北短期大)、市内専門学校、市外にある東海大、産業能率大の学生へ向けて、大学で運用している学生専用のポータルサイトで周知をしたところ、予想を上回る申請があり、さらに今後も相当数の申請が想定されるため、今回の増額に至った。
当初は5千万円だった予算に、今回の6千万円の補正予算が追加され、総額は1億1千万円になった。担当の市産業振興課では「当初の倍以上の申請が想定されるため、今回の増額に至った。受付け開始からかなりの問合せがきており、周知がうまくできた」と話す。
なお、手続きは市ホームページから申請書をダウンロードして郵送で申請する。申請の締切りは7月15日(水)の消印まで有効となっている。
制度の詳細、申請の問合せは市産業振興課【電話】046・225・2830へ。
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