青い花原見ごろに
荻野運動公園
4月26日
地域に根差し、保護者や育成者のもと異なる年齢の子どもたちが集まる「子ども会」。全国的に加入する子どもの数の減少とともに、子ども会の数も減少。厚木市でも1982年の19041人をピークに減少がはじまり、2020年5月現在は2296人に。子ども会の数も1990年の178単子から、74単子にまで減少している。
家庭・学校・地域で育てる
現在、厚木市内の小学校児童数は11225人。そのうち会員数は2296人で、加入率は20・5%となっている。厚木市子ども会育成連絡協議会(石澤ふじ枝会長)は、子ども会へ加入する子どもの数の減少について、「塾やスポーツ、習い事など、子どもの多忙化」や、「共働き世帯が増え、役員のやり手がいない」などの原因を挙げる。一方で、子ども会の必要性も訴える。「子どもは、家庭・学校・地域で育てるもの。地域の人たちに知ってもらうことで地域に愛着もわき、安心安全にもつながる」と力説する。
子ども会の重要性を訴え
このような中でも、依知南小学校区や玉川小学校区、森の里小学校区は75%以上の加入率を維持する。森の里小学校区の子ども会の中には、自治会に加入している子どもがそのまま子ども会にも加入する仕組み作りをしている。また、南毛利小学校区の子ども会の中には、自治会の中に子ども会の組織を入れ、役員を自治会でサポートするなど、保護者の役員負担を軽減する工夫もしている。石澤会長は「課題は地域ごとに様々。4年ほど前から子ども会を考える委員会を立ち上げ、新入生説明会で子ども会のチラシを配布したり、各自治体に子ども会の重要性を訴える取り組みをしている」。
コロナ禍でも試行錯誤
今年度はコロナの影響もあり、予定していたイベントが全て中止に。本来ならば、夏休みに芸術等鑑賞会、10月に少年少女球技大会など、4つのイベントを実施するはずだった。
コロナ禍でも「子どもたちのためにできることはないか」と模索し、イベントを行っている子ども会もある。例えば、中戸田子ども会育成会では9月5日にペットボトル飛ばしを行い、約40人が参加した。そのほか、温水子ども会育成部会の医療従事者へのメッセージカード作りや、戸室小学校区の事業としてごみ集積場に掲示するメッセージボード作りなど、できる範囲で活動を行う。石澤会長は「育成者側も、本当にやりがいのある仕事。これからも自治会など地域と連携を図りながら努めたい」と決意を新たにした。
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4月19日