12月11日から20日は、「年末の交通事故防止運動期間」。今年は新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛などもあり、厚木警察署管内の事故件数は減少傾向だが、死亡事故は今年も発生している。年末を無事故で過ごし、笑顔で新年を迎えるため、交通事故防止に取り組む厚木警察署・河辺裕司署長、交通安全協会・笹生準一会長、安全運転管理者会・真田辰雄会長、青少年交通安全連絡協議会・福山忠俊会長に話を聞いた。
神奈川県内での今年の人身交通事故件数(11月30日現在・暫定値)は、1万8424件で前年比マイナス2818件。事故件数は減少したが、死者数は昨年よりも1人多い125人だった。
厚木警察署管内では、事故件数(同)が722件で前年比マイナス162件と大きく減少。管内の今年の交通事故死者数は3人で、昨年の6人から半減した。河辺署長は「新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛や緊急事態宣言などで交通量が減少した時期もあり、県内・管内ともに事故件数は減少しました。しかし、管内では今年も死亡事故が発生しています。12月に入りましたが、やはり年末や年始は特別な時期という感情をお持ちの方も多く、人の移動や会食の機会が増え、事故が増加する傾向があります。気を引き締めて交通事故防止活動に取り組みたい」と話す。
年末の交通事故防止活動では、やはり飲酒運転の撲滅が大きなテーマのひとつ。「厚木署管内の飲食店を訪問し、飲酒運転防止への呼びかけを今年も行いました。飲酒運転はあってはいけないこと。大きな事故にも繋がります。訪問の際は、参加人数を絞るなど、感染症対策をして実施しました」と、青少年交通安全連絡協議会の福山会長は語る。
例年様々な交通安全の啓発活動が行われるが、今年は新型コロナの影響が大きかった。一時期減少していた交通量も徐々に戻りつつある。交通安全協会の笹生会長は「大きなイベントは実施できませんでしたが、交通安全指導員をはじめ、多くの方がお住いの地域で交差点の見守りやカーブミラーの清掃など、できる範囲で自主的に活動していただけた。本当に助かりました」と話す。
安全運転管理者会の真田会長は「5月の『こども交通安全フェスタ』や7月の『安全運転競技大会』など、恒例のイベントが中止となり、活動が難しい一年でした。コロナ禍という厳しい状況でも、市内の各事業者は地域経済を支えるため、ストレスや不安と戦いながら日々努力を続けています。忙しい年末だからこそ、心にゆとりを持って運転していただきたいですね」と話す。
厚木警察署や厚木市、愛川町、清川村などの行政、各団体では、交通事故ゼロを目指して今後も啓発に取り組んでいく。河辺署長は「交通事故を1件でも減らすため、厚木警察署も協力団体とともに活動に取り組んでまいります。ですが、交通事故を減らすには、地域の皆様の一人ひとりの心がけも大切です。引き続きのご協力を、よろしくお願いします」と呼びかける。
厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
<PR>