新型コロナウイルス感染症が第3波流行の兆しのなか、医療現場の最前線で活動する看護師-。今年は感染防止のために様々な催しが中止せざるを得ない状況となり、医療業界にも大きな負荷がかかっている。
厚木・愛川町・清川村の12病院の看護職のトップと、厚木看護専門学校の校長の13人で組織される「厚木地区看護部長会」(伊藤玲子会長)では、毎年、自分たちで企画・運営し「合同就職相談会」を行ってきた。
しかしながら今年度は、新型コロナの影響で相談会が中止となり、人材の確保に苦労しているという。相談会担当の三崎洋美部長は「地域で看護師として働き方を、実際の病院から伝えられると好評でした。開催できなく残念」と話す。そこで同会では新たに看護師募集のポスターを作製。厚木市ホームページ内にも「厚木地区の病院で働きませんか」というページを作り、各病院の人材確保のために活動を開始した。「多様化する働き方の中で地域の病院で働くことのメリットを知ってほしい。自分の働き方が見つかるように手助けしていきたい」と話す。
今年度は各病院で個別相談を対応。厚木市・愛川町では地区内で働く看護師を対象に転居・復職に関する助成金制度もある。詳細は各病院へ。
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