東日本大震災から10年を迎えた3月11日、厚木市立相川小学校(高橋健一校長)で「命の日」の授業が行われた。「命の日」とは、東日本大震災が発生した3月11日を「命について考える日にしよう」と、2017年に学校が独自に制定した日。毎年、命の大切さや当時の児童がどのような思いで被災地に支援を行ってきたのかを学ぶ時間にしている。
「生きてください」
今年は、同じ学校名の宮城県石巻市立相川小学校に支援を続けてきた「相川交流プロジェクト」の実行委員長で、同校のPTA会長も務めた有坂克幸さんが「東日本大震災から何を学ぶのか」と題して講話。今回は新型コロナウイルス感染症対策として、事前に録画した動画を各教室で視聴する形となった。有坂さんは、地震直後に現地に支援に行った話や、実体験を当時の写真を使って紹介した。がれきだらけの学校の様子や津波の悲惨さなどを伝えると、「津波や地震が来たら安全な場所に避難すること。生きてください」と児童にメッセージを送った。児童は真剣なまなざしで話に集中していた。
講話を聞き終え、6年の男児は「10年前に大変な地震が起きて多くの人の命が失われた。地震はいつ起こるかわからないので、自分も備えた方が良いと思った。当時の人はすぐに支援活動ができてすごいと思った」などと感想を話した。
講話後には、震災が発生した午後2時46分に合わせて児童らが一斉に黙祷を捧げた。
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