8月に被爆ピアノコンサートや被爆写真パネル展など平和イベントを企画していた睦合南公民館は、イベントの中止・延期にも負けず、「平和への祈りをカタチにしたい」と、公民館職員が中心となり地域住民で、奇跡の花「あいりちゃん」を使用したハートのリース作りを進め、完成間近となっている。
睦合南公民館では今年5月に新たな組織として、自治会からの推薦者ら13人で構成する「コミュニティづくり推進委員会」を発足。住民相互の触れ合い活動の充実と心豊かな地域づくりを目的に、睦合南の特色ある事業の推進を目指す。
同委員会が現在手掛けるプロジェクトがハートのリース作りだ。2011年の東日本大震災で犠牲になった幼女の下に咲いた奇跡の花「あいりちゃん」(フランスギク)を同公民館に植えており、その花壇から切り取った「咲き終えた茎」を再利用。ハート型のリースを作るというもの。造形作家の林有為さんの指導のもと7月18日に本格的な作業を開始。大きさは縦横約1・6メートルで、リースの芯には小鮎川の河川敷で採取した葦を使用。直径5センチほどの束を何本も作り、それを3〜4本合わせて再び束ね、その周りに乾燥させた「あいりちゃん」の茎を巻き付ける構造。1日で概ねリースの形に仕上げた。
当初8月に予定していた被爆ピアノコンサートのステージを飾ることにしていたが、新型コロナの状況により残念ながら中止となり、同じく9月に延期になった被爆写真パネル展でのお披露目となる。同委員会の委員は「被爆ピアノコンサートが中止になったことは残念だが、このリース作りが平和を祈る取り組みのひとつ、災害の教訓として「あいりちゃん」を広める活動『アイリンブループロジェクト』をさらに地域に浸透させるきっかけになれば」と話している。
9月に被爆パネル展
同公民館では、8月に予定していた『ヒロシマ・ナガサキ被爆写真パネル展』を延期し、9月3日(金)から6日(月)まで開催する。
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