新型コロナウイルスの感染急拡大を受けて神奈川県は1月28日から、抗原検査キットなどで陽性が判明した場合、医療機関の診断を受けずに療養を開始する「自主療養」制度を開始した。
この制度は、感染が急拡大しているオミクロン株の重症化傾向を踏まえた取り組み。医療機関や保健所の負担を軽減し、限られた医療資源を高リスク患者に重点提供するためにスタートした。
制度の対象は6歳以上49歳以下の「低リスク」の人に限定され、基礎疾患がある人や肥満の人、妊娠している人などは対象外となる。
対象者が自主的に行った検査で陽性が判明した場合、県の「自主療養届出システム」に登録することで、LINE通知やAIコールが健康観察を支援する。
療養の開始を証明する「自主療養届」も発行され、学校や勤務先に提出することで医療機関が発行する診断書の代わりとなる。
自主療養の期間は、原則として症状が現れた日に10を足した日まで。症状が残る場合はさらに72時間後まで延長する。無症状の場合は、検査した日に7を足した日までで、途中で症状が現れた場合はその日から10を足した日まで療養する。
この制度では、保健所による健康観察や食料物資の支援はないため、体調悪化時は医療機関の受診が必要となる。自主療養制度に関する問い合わせは県ホームページの専用フォームのみ。
なお、厚木市では健康に関する総合的な相談窓口として、あつぎ健康相談ダイヤル24(【電話】0120・31・4156)を運用している。清川村では村保健福祉課(【電話】046・288・3861)で健康相談を受け付けている。愛川町では、サポート窓口(【電話】046・206・1300)で新型コロナに関する相談に対応している。
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