厚木市出身の久保寺真仁さんが所属する、千葉工業大のロボットチームが、7月にタイで開催されたロボカップ世界大会2022の自律ロボットサッカー競技で優勝した。
選手となるロボットは高さ65cmほどで、自律的に相手選手をよけたり、ドリブルをしたりシュートを放つ。これまでの世界大会はコロナ禍でシミュレーションの大会だったが、ようやく叶った現実の大会で、見事頂点に輝いた。
同大のチーム・CITブレインズの中で、久保寺さんはロボット「サステナ-OP」の新造を担当。1体あたり100万円ほどの費用がかかるため、企業にメールを送るなどして営業を重ねて、計6体分の資金を調達した。
設計はCADを使い、仮に試合中に壊れても部品を交換しやすい構造にこだわった。部品は自宅などの3Dプリンタで削り出した。24時間フル稼働させ、動作音で寝付けなかったという。
久保寺さんは毛利台小の頃からおもちゃのレゴが好きだった。「動かしてみたい」という思いを汲んで、親がレゴのロボット教室に通わせてくれるようになったのがロボットとの出会い。
小鮎中学校の時にはロボカップの全国大会で7位に入賞、その後ロボット関連の部活動がある西湘高校(小田原)を選び、同じくロボットで有名な同大学に進学した。
世界大会の連覇が目標だが、アイデアを凝縮させた設計図は公開している。もっと多くの人にロボットを知ってもらい、作ってもらい、新たなライバルと切磋琢磨したいという思いからだ。設計図を見た海外の人からは時おり英語でメッセージが届き、翻訳ソフトを使って返信している。「もの作りのきっかけになれば」「学校でもプログラミング教育が盛んになってほしい」と久保寺さん。今後は出前授業といった発信のあり方も探っている。
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