愛川町写真クラブ(田上奄会長・82)は、愛川町文化会館で11日(月)まで開催中の写真展を最後に解散することになった。発足から61年の歴史に幕を閉じる。
同クラブは、アマチュア写真愛好家が撮影に関する技術向上と会員同士による親睦を目的に1961年に発足した。テーマ撮影会や遠方への撮影旅行、プロのカメラマンから指導を仰ぐなど、楽しみながらも撮影技術の向上を図ってきた。
写真で見せる文化
写真を通じて町内の文化や歴史を多く伝えてきた。
ダムの建設でダムの底に消えゆく宮ヶ瀬地区の姿を10年に渡り撮影。村民の日常の暮らし、自然風景、子どもたちが遊ぶ様子、ダム建設の様子など宮ヶ瀬地域の変遷を写真で伝えた。祭りをテーマにした写真展では、三増獅子舞、八菅神社の火渡り、半僧坊大祭のほか、半原八雲祭・三増合戦まつり(現在は行われていない)など、勇壮な祭りの様子を伝えた。
会員の高齢化
30〜40人前後いた会員は、高齢化や新規入会者の減少などで、徐々に少なくなり、現在は13人で平均年齢は80歳を超える。以前は、県外の観光地などに出向き撮影会を実施してきたが、近年は近場で山あいなどを避け平坦で歩きやすい場所を選ぶなど工夫してきた。回数もこれまでの6〜7回を、4回に減らした。田上会長は「体調不良などで休会する会員や撮影会への出席者も数人と集まらないことが増えてきました。今は、スマートフォンなどでどこでも気軽に簡単に撮影できることも大きいと思う」とし、「長い歴史のある会なので、解散を決めたことに関しては忸怩たる思いがあります。会としては終わりになりますが、今後は各自が活動を続けていくことになると思います」と話した。
4月に開かれる総会で正式に解散となる予定。
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