(一社)厚木歯科医師会(堀真治会長/114人)では、今年4月から、市から委託を受けている2歳6カ月児歯科健診に「低ホスファターゼ症」と「口腔機能発達不全症」に関するチェック項目を追加する。
低ホスファターゼ症とは、骨の強さや成長に関わる酵素「アルカリホスファターゼ」の働きが弱いことで発症する病気で、歯科に関わる部分では、乳歯が通常より早く歯根から抜け落ちてしまうケースもあるという。
口腔機能発達不全症は、「食べる機能」や「話す機能」などが十分に発達していないか、獲得できていない症状。歯科医師が健診時に使う診査票に両病気の症状に関する項目、歯科指導に関する項目が追加される。
両項目の追加は、歯科口腔保健の役割から、治療だけでなく予防や発見に力を入れたいと、歯科医師会が昨年から市に項目の追加を求めていたもの。堀会長は「前会長から働きかけていた、健診の拡充が実現できた。地域包括ケアの時代に、住民が少しでも健康寿命の延伸が図れるように、我々も支えていきたい」と話した。
成人健診20歳から
また、今まで40歳から70歳までの5歳ごとに行っていた節目健診に、20歳と30歳を4月から追加する。これは国の拡大基準に合わせて早期の取り組みを進めるもので、同会では「20歳・30歳と、なかなか定期的な歯のチェックを受ける方が少ない。健診がきっかけになれば」と話す。
同会では2月29日、健診開始にむけた、研修会をレンブラントホテル厚木で開催した。市職員から新たな診査票の説明を受け、昭和大学歯学部や製薬会社などから、両病気とその症状について学んだ。
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