市内の小中学校でインフルエンザに感染した児童・生徒が増えている。1月中旬から欠席者が増えはじめ、今シーズン初の学級閉鎖や学年閉鎖の措置が取られた。
今シーズンは1月3週目に入り、依知小学校の3年生1クラスでインフルエンザによる欠席者(3人)が初めて報告され、1月18日から20日まで学級閉鎖を実施。同時期に、三田小学校5学年1クラスの6人と荻野中学校2学年1クラスの5人が欠席した。
その後もインフルエンザに感染した児童・生徒の欠席者は増加し、1月31日までに6校で学年閉鎖が報告された。森の里小学校1学年(2クラス・8人)、玉川小学校1学年(1クラス・13人)、戸室小学校6学年(3クラス・6人)、飯山小学校5学年(2クラス・4人)、南毛利中学校1学年(6クラス・27人)、相川中学校1学年(2クラス・8人)で行われている。
厚木市、海老名市、座間市、愛川町、清川村を管轄する厚木保健福祉事務所では、管内17医療機関(内科・小児科)でインフルエンザ患者数の定点観測を行い、1週間の患者数をもとに発生動向の数値を算出している。
2011年12月1週目から4週目までは流行開始の目安となる「1・0」を下回る0・12〜0・82の値で推移していたが、2012年1月1週目で「1・71」と上回ると、1月2週目で「3・29」に上昇した。
その後、1月3週目に入ると、注意報の発令レベル「10・00」を超え「18・24」に達した。
同事務所では「乾燥の影響もあり、例年に比べインフルエンザは急激に広がってきています。感染の5割強は5〜9歳の小学校低学年です。流行期に入っています」と話した。
また、市保健給食課は「今シーズンの小中学校の感染者数はすでに昨年の感染者数を上回っています(1月27日現在)。予防策として手洗い、うがい、マスクの着用を徹底してください」と注意を呼びかけた。(1月31日起稿)
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