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「これからの図書館」 厚木市議会議員 石井 芳隆

公開:2012年10月19日

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石井 芳隆
石井 芳隆

 多くの市民は、図書館をどのように思っているのでしょうか。いろんな本が沢山あって、本の貸し出しをしてくれる所、また受験勉強のために部屋を提供してくれる所と、多くの市民は漠然としたイメージを持っておられると思います。

 今日、携帯やゲーム機の普及等により、本に親しむ時間が少なくなっており、思考力や言葉の理解度の低下が顕著に現れ、社会的危機感から、市の基本方針として図書館サービスの充実に努め、「読書大好きあつぎっ子」を育てる事業の展開があります。これは子どものときから本に親しみを持てる環境を整備し、考える力、創造する力を養い、豊かな心を持ち続けられるための事業であると理解し、教育環境日本一を目指す厚木市として強く推進すべきであり期待しています。

 しかし、一般市民に対してはどうでしょうか。

 利用されている人たちだけが満足できる場所ではなく、より多く市民が行ってみたい、親しみがあって利用しやすい場になっているでしょうか。利活用方法について情報に乏しいと思うのは私だけでしょうか。また、行政職の人たちが積極的に施策展開の為に図書館で収集している様々な情報資料等を活用したり、求めたりしているのでしょうか。

 図書に触れる機会を多くしていくことも必要であります。例えば市役所ロビーに親子で見ることができる読書コーナー等を開設するなどです。図書館は、さまざまな情報や資料が集まるところであり、それを活かす機能もあります。学校では課題にぶつかったときは先生が支援してくれますが、社会に出てからはどこでそれを補い、担えるのは誰が、と考えたとき一番適切なのは図書館であります。

 図書館の最大の使命は「市民が知的関心を解決する入り口までを導くことである」。これは片山善博氏の言葉であり、レファレンス機能の強化が求められていることであると思います。

 今多くの図書館は、資料の貸し出しを中心とした図書館から、地域の知の拠点となり、個人や地域の課題を解決していくため、情報や資料、人が集まる場として、イメージを変えようとしています。さらにこれからの図書館は情報化の中で電子図書館を目指していくことが求められています。厚木市の図書館についての理解が深まり、特色ある図書館に進化することを願うものです。
 

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