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荻野金魚(きんとと) 日本一に挑む 地元開催のロボット大会出場

公開:2014年9月19日

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左から田中君、岩崎さん、内藤さん
左から田中君、岩崎さん、内藤さん

 上荻野小学校の田中康太君(6年)、内藤詩織さん(4年)、荻野小学校の岩崎光さん(4年)が、9月21日(日)に神奈川工科大学で開かれるロボット競技全国大会「第11回WROJapan決勝大会」小学生の部にチームで出場する。

 今年の夏休みに同大学で行われたロボット講座にも参加していたという3人。もともと内藤さんと岩崎さんの2人が、8月に行われた同大会の地区予選で優勝。全国大会に際しメンバーを1人加えられるというルールに則り、別のチームで地区予選に出場していた田中君が新たに加わった。

 チーム名は「金魚(きんとと)トリオ」。田中君が家で育てている金魚に、女子2人の髪型が似ていることから命名された。

 決勝大会は市販のキットでロボットを製作。その上でロボットに「直進」「回転」といった行動パターンを命令するプログラムを作成。自ら操作するのではなく、プログラミングだけでロボットを動かし、与えられた課題に取り組む。

 優秀チームは今年11月にロシア・ソチで行われる国際大会への出場権を獲得する。

 国際大会が行われるロシアにちなみ、与えられた課題はロケットの発射がモチーフ。2時間の制限時間内にロボットを組立て、ロケットに見立てたブロックを集めて発射台へと運ぶのが主なミッションだ。当日「サプライズ」として発表されるルール変更もあり、技術や対応力が求められる。

 現在3人は、ほぼ毎日田中君の家に集まって練習中。自作のコースを用意し、ロボット作成やプログラム作成にいそしんでいる。

 ロボットの形は紆余曲折の末、クワガタムシの角のような左右の腕が特徴的なものに落ち着いた。当初は1時間近くかかっていた組立ても、現在は15分ほどでできるようになった。

「日本一」の兄がサポーター

 3人の挑戦を陰で支えているのが、康太君の兄、健太さん。現在高専1年の健太さんは、4年前に同大会に出場し優勝。フィリピンでの国際大会にも出場した大先輩だ。経験を活かし、ロボットパーツの組立て方やプログラミングソフトの使い方などでアドバイスを送る。

 「まだプログラムもできていないので、この数日で頑張ってほしい。でもまずは学校の宿題をやらないとね」と健太さん。やや辛口ながらも、弟たちの活躍に期待を寄せる。

 家族のサポートを背に康太君は「プログラムを頑張って、本番ではパーフェクトをねらいたい」と意気込む。同じく兄が過去の大会に参加していたという岩崎さんは、念願かなっての初出場。「組立てを早くできるように覚えたい」と話す。ロボットの設計を担当した内藤さんは「ハの字に爪を付けて、部品を取りやすくしたのが、自信のあるところ」と話す。

 小学生の部には12チームが参加する。当日は一般の観覧も可能。午前11時45分ごろ、午後1時ごろの2回競技を行う。地元荻野の少年少女トリオが、知力で全国に挑む。

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