旭町に住む近藤惣次さん(72)がこのほど、文部科学大臣から功労者として表彰を受けた。スポーツ推進委員として地域スポーツの発展に貢献した30年に及ぶ活動が評価されたもの。同表彰を受けたのは、厚木市内では3人目。
この表彰は、9月に岩手県盛岡市で開催された全国スポーツ推進委員研究協議会で行われた。同協議会は文部科学省、公益社団法人全国スポーツ推進委員連合、開催県及び市教育委員会の共催で、全国の地域スポーツを発展させることを目的に、毎年開催地を変えながら実施されている。今年度は男性70人、女性16人の合計86人をスポーツ推進委員功労者として表彰。県内からは近藤さんを含め全国最多の8人が受賞した。
スポーツ推進委員とは、2011年まで体育指導委員と呼ばれていたもの。日本各地の地域スポーツ発展を目的に57年前に制度が発足。委員委嘱は、各市町村の教育委員会が行う。
近藤さんがスポーツ推進委員に在任していたのは、1982年から2012年までの30年間。生まれも育ちも旭町の近藤さんは、父親の代から地域とともに生活することが日常の環境の中で、体を動かすのが好きな少年時代を過ごした。地域の体育振興には20代前半から関わり始めたという。
「楽しませるのが第一」と話す近藤さん。子ども会のドッジボールを指導していた15年間は仕事をしながら毎週末、朝から晩まで練習に付き合っていたという。
自身も20代からソフトボールの選手として活動し、いまでも60歳以上のシニアチームに所属。肩を壊してプレーする機会が減ったというが、まだまだ現役で試合に出場している。地区最初のチームメンバーで、相模川河川敷にグラウンドを作るため地主にかけあったことも。立ち上げに関わり、副会長を務める厚木南ソフトボールリーグ戦には現在8チームが所属、今年で28シーズン目を迎えた。
今回の表彰に関して「なんかピンとこないんだよな」とは、スポーツがいつも生活の一部にあったから。スポーツ推進委員を退いた今も事務方を進んで担い、地域の住民が活動しやすい環境づくりを一番に考える。仲間からのお祝いも「ほっといてくれ」と照れ隠し。地域に尽くす姿勢はいつも謙虚だ。現在は、旭町4丁目の自治会長、青少年広場の管理委員も務める。
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