利用者には「温泉手形」が渡される
厚木の温泉をもっと知って、親しんでほしい―。
市内外に七沢・飯山などの温泉地を知ってもらおうと市観光協会では今月から、１日１０００円で市内の温泉が入り放題になるサービスを開始した。
「あつぎ温泉パラダイス」と題したこの試み。今月から来年２月まで、毎月２回の日曜日が対象となる。東丹沢七沢・飯山の各温泉郷組合に加盟している宿泊施設のうち、10施設の日帰り入浴を利用できる。
厚木には七沢・飯山を中心に歴史ある老舗温泉宿が多く「美人の湯」「美肌の湯」とも言われている。しかし市観光振興課によれば、厚木市民にもあまり知られていないのが現状だという。
今回は、市内はもちろん都心から１時間という利便性を活かし東京近郊からの来客を想定。東名高速道路の海老名サービスエリアにチラシを置いたほか、アウトドア用品店でも宣伝を行い、登山愛好家などにもＰＲした。
購入は本厚木駅に併設している観光案内所と、七沢にある東丹沢七沢観光案内所の２カ所で可能。各日とも50枚限定。初日の７日は、およそ25人が購入。本厚木駅観光案内所によれば、若い家族連れから中高年の２人組まで、幅広い世代の人が訪れたという。一方で同案内所での購入者は全員厚木市民だったことから、市外への更なるアピールが重要になりそうだ。
次回の開催日は12月21日。問合せは市観光協会【電話】０４６・２２８・１１３１へ。
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