2008年度から工事を進めていた上荻野の国道412号線と飯山の県道60号厚木・清川線とをつなぐ総延長約1・7Kmの一般市道「市道横林上飯山線」。飯山の「上飯山バス折返場」の南側から上荻野方向に向かって700m区間の工事が完了し1月25日(日)、全面開通する。七沢から荻野に抜ける最短ルートとなる。
市道の上荻野側340mはすでに整備済みで、1月25日には新たに飯山側360mの供用を開始する。これまでは、2009年10月に「市道I―782号線」という名称の路線として認定していた道があるが、道幅が狭く車がすれ違いできず、民家の前を車が交互通行するため、常に危険と隣り合わせだった。また、通り抜けの車や大型車も通行することが多い。
管轄する市道路整備課によると、2013年5月の午前7時30分から同8時30分の1時間に実施した飯山の入り口からの「市道I―782号線」の交通量調査では、両方向で約200台の車が通行するなど、交通量が多い場所となっている。
同課によると、このほどの新道の開通により交互通行で一日4400台が対応できるようになるという。
「念願」の市道が開通災害時にも対応
新道は、小鮎川の上に新橋「尾坂橋」ができるほか、あらたに歩道も設置されるため、歩行者の安全面にも配慮された。
これまでの「市道I―782号線」は、新道開通によることで、通過交通の減少が予想され、「現道の生活道路化」が期待できる。同課は「新たな市道は地元の人の念願だった。地域間の円滑な交通と、広域的な交通導線が確保されたことになる。救急車などの緊急車両が通行できるようになるため、万が一の災害時にも対応できるようになるのでは」と話した。
新設道路の開通で、愛川町から厚木市を経て清川村までの地域間の交通のさらなる円滑化なども図られる。
昨年10月には、上飯山自治会(澤田久美子自治会長)による現場見学会を実施。当日は、地元役員ら50人以上が参加し、関心の高さをうかがわせていた。
澤田会長は「約30年前から市道を拡張しようという話はあったが、現実的には無理だった。それでは道路を付け替えようと約20年前から計画があり、紆余曲折があり現在に至った。地元住民は、抜け道として使われるのは事故にもつながり困るので良かった」と道路の開通にほっとした様子。
開通式の25日は、同自治会主催のテープカットセレモニーで開通を祝う。飯山白龍の舞保存会の余興で花を添え、渡り初めを行う。
事業費は、総額で約9億円(概算)。工事費は6億5000万円。用地買収等の費用で1億9000万円、設計・測量委託等で6000万円。
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