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ZOOM UP 「いけばなは奥が深い」 花上のり子支部長

文化

公開:2015年5月29日

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身振り手振り交え弟子に指導する花上支部長(右)
身振り手振り交え弟子に指導する花上支部長(右)

 華道家元池坊平塚厚木支部(花上のり子支部長/飯山在住・73)の40周年を記念したいけばな展が5月30日(土)と31日(日)、市文化会館で開かれる。時間は、午前10時から午後6時。無料。展示会の前に稽古をつける花上支部長に話を聞いた。

※   ※   ※

 ▽今回のテーマは、「〜花・燃ゆる夏に向かって〜」。期間中は、60人の会員が、小品、中品、大作約60〜70作品を出展する予定だ。花上支部長は、1m80cmの大作に挑む。「古典的ないけばなが少なくなってきている。できれば、この機会に若い人たちにいけばなを見ていただけたら嬉しいです。日本の良き伝統文化に興味をもって、次の世代にやってもらうきっかけの場となれば」とハキハキとした口調で話す。

 ▽生まれも育ちも厚木。18歳の頃、花嫁修業のつもりで始めたいけばなだったが、その後「好きになり、どっぷりと入り込んでいきました」と笑顔を見せる。「自分が何を目的としていけているのか。例えば、季節感だったり、祝い事だったり…。今の流行を少しずつ取り入れながら花器に合わせて創作できるのが魅力」だという。

 ▽花上支部長がいけばなを始めたときは、約200人が稽古に励んでいたが時代の移り変わりとともに、弟子が減ってきていることが目下の悩みでもある。それでも、ボランティアで老人憩の家に教えにいったり、京都まで勉強に出かけに行ったり常に考えるのは弟子の存在だ。「お弟子さんもベテランの方が多く、その指導をするためには一生勉強です。特に池坊のいけばなは奥が深いですから」

 ▽現在中学2年と大学4年の2人の孫が花上支部長の教えを受け、今回の展示会にも出展する。若い力が花上支部長を支えていく。

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