市内飯山の東京工芸大学厚木キャンパスで11月20日から22日の3日間、ロボットのプログラミング技術などを競う第36回全日本マイクロマウス大会が開かれた。同大学での開催は昨年に続き2度目。
マイクロマウス競技とは、人工知能を搭載した車両型の小型ロボット(マイクロマウス)が、自力で迷路を突破するまでの時間を競うもの。ロボットは一度走った迷路の構図を記憶し、以降は最適コースを自分で選択して走行する。人工知能のプログラミングからセンサ信号処理、モータ制御まで複合的な技術が求められる、国内最古のロボコンの一つで、大会経験者の多くは優秀な技術者として社会で活躍している。
今大会は同大学の学生をはじめ、中学生から70代まで全国の約400人が参加。韓国やシンガポールなど、海外からのエントリーもあった。マウスのサイズや熟練度によって4クラスが行われたほか、路面のマーカーを読み取り決められたコースを走るロボトレース競技も行われた。
会場では記録を更新するタイムが出るたびに、参加者や観客から大きな歓声が上がっていたほか、初日の夜には懇親会も行われ、参加者同士の交流も進んだ。
シンガポールから招待参加のキュー・ソン・ヨンさん(35)は「ただ競うだけでなく、参加者同士の情報交換が技術革新につながるのも大会の魅力」と話した。
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