超高齢社会を迎え、「ロボット」の活躍が期待される昨今。10月4日、厚木北高校(額田豊一校長)でその最新技術を紹介する講座が行われた。
この授業は、神奈川県の重要政策である「ヘルスケア・ニューフロンティア」の一環。同政策は超高齢社会の到来という急激な社会変化を乗り越え、誰もが元気で長生きできる社会を目指すプロジェクトだ。
政策の中で柱になっているのが、最先端医療や最新技術の追求と、未病を治す取り組み。今回の授業は、実際のロボット医療機器の体験を通して健康や未病について考えてもらうことを目的に実施された。
この日、生徒の前に登場したのはロボットスーツ「HAL(ハル)」。装着者が脳から出す「歩きたい」「動かしたい」という意思によって生じる電気信号を、皮膚表面からHALが感知し、動きをアシストしたり普段よりも大きな力を出せるようになる世界初のサイボーグ型ロボットだ。脊髄損傷や脳卒中などにより、手足が自由に動かなくなった人への活用が進んでいる。
授業の前半では、HALの開発の歴史や医療現場での活用法の講義が湘南ロボケアセンター代表取締役社長の久野孝稔氏によって行われた。後半は、同センターの高村完二氏による実際のロボットのデモンストレーションが実施され、生徒の代表が操縦を体験した。
体験した1年生の蜅澤(かにさわ)伶生さんは「ロボットの操縦は難しかったが、すごい技術だと思いました」と感想を話した。県政策局ヘルスケア・ニューフロンティア推進本部室の前田乾一郎さんは「ロボット技術は未来を担う若い世代への情報発信をしていく必要があります。今回の授業で、少しでも最先端のロボットを知ってもらえたら嬉しいです」と話した。
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