厚木市は昨年12月にNTT東日本と「特設公衆電話の設置・利用に関する覚書」を締結。小中学校などの指定避難所へ、災害時に無料で通話が可能な特設電話を順次設置している。これにより、災害時に通話制限がされている状況でも、各避難所と災害対策本部との通信や、災害用伝言ダイヤル「171」による安否確認が可能となる。
この取り組みは、厚木市の地域防災計画に基づくもの。従来は災害発生後にNTTが特設電話を設置する仕組みだった。しかし東日本大震災級の大規模災害時には個々の避難所への設置が困難なことから、事前に特設電話の回線を構築しておき、大規模災害時に通信体制を確保するのが目的。利用は発信専用で、災害発生時のみに限られる。
市内48カ所の指定避難所のうち、建物がある44カ所が対象。そのうち小中学校にはほぼ設置が完了。市では今年度末に向けて残る約10カ所への整備を進めていくという。
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