衆議院議員選挙区画定審議会は4月19日、衆院小選挙区の「1票の格差」是正に向け、改定案を安倍晋三首相に勧告した。県内では16区を含む8選挙区の境界線の見直しが盛り込まれた。
改定案の16区は、現行の厚木・伊勢原・愛川・清川と相模原南区・緑区の一部に加え、現行の13区である座間市相模が丘地域(相模が丘1〜6丁目)、同14区である南区相南1〜3丁目の一部と4丁目、同区松が枝町が編入される。改定基準とした2015年国勢調査の日本国民人口では、全国で最も人口が多い選挙区が誕生することになる。
16区選出の後藤祐一氏(民進党)は「今回加わった南区相南4丁目は結婚するまで住んでいた地元。日本一人口の多い選挙区の代表として身の引き締まる思い」とコメント。
前回選挙で比例復活当選した義家弘介氏(自民党)は「地元選挙区地域はそのまま残るため、後援会の皆様との直接の絆が変わらずに続くこととなり大変嬉しく思います」と、前回立候補した池田博英氏(日本共産党)は「区割り案は行政区や地域社会を分断し、民意と地方自治をこわす異常な線引きであり、比例代表中心の選挙制度に改革すべき」とそれぞれ話した。
新たな区割りは、今年夏以降の衆院選から適用される見通し。
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