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神奈川工科大ソーラーカー “魂”のせて3連覇 3日間で675Km走行

教育

公開:2017年8月25日

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左から國澤優大さん、川口助教、須藤准教授、隠明寺直人さん、中沢さん、阿達亮輔さん、根本悠希さん、大場公洋さん、京樂慧海さん、松本匡弘さんとKAIT Spirit(提供・神奈川工科大学KAITソーラーカープロジェクト)
左から國澤優大さん、川口助教、須藤准教授、隠明寺直人さん、中沢さん、阿達亮輔さん、根本悠希さん、大場公洋さん、京樂慧海さん、松本匡弘さんとKAIT Spirit(提供・神奈川工科大学KAITソーラーカープロジェクト)

 神奈川工科大学(市内下荻野・小宮一三学長)のKAITソーラーカープロジェクトが、8月9日から11日に秋田県大潟村で行われた「2017ワールド・グリーン・チャレンジ(以下=WGC)」のアドベンチャークラスで優勝し、3連覇を達成した。

 WGCは今年で開催25回目。1周25Kmの国内最長コースを誇る大潟村ソーラースポーツラインを、3日間25時間にわたり走行距離を競う耐久レースだ。

 出場メンバーは、自動車システム開発工学科3年でプロジェクトリーダーの中沢允(みつる)さんを筆頭に大学院生1人を含む学生8人と、同学科の川口隆史助教、須藤康裕准教授の10人。全長約5m、120kgの”KAIT Spirit”は、2012年に完成した車体。約12cm四方の太陽電池セル390枚と蓄電池5kgを搭載し、改良を重ねて臨んだレースで、3年連続の栄光の立役者となった。

 アドベンチャークラスには、ライバルの東海大熊本ソーラーカーチームなど6チームが出場。ドライバーの走行時間は1回3時間、車体に積む太陽電池の面積や蓄電池の重さなど、さまざまな規定がある。

 レース初日、振動によるコネクターの接触不良と、タイヤのパンクという予期せぬトラブルに見舞われた。だがドライバーから携帯電話で伝えられる不調の報告にも、コックピット側は冷静だった。初日終了の時点で気持ちを切り替え、2日目以降に向けて車体を徹底的に点検。その甲斐あり残り2日は快調に進み、レース最終日には晴天のもと、最高速度90Kmでサーキットを駆けた。27周(走行距離675Km)の記録で、アドベンチャークラス3連覇とともに、2年ぶり2度目の総合優勝も飾った。

 「少ないエネルギーで長く走れることが楽しい」という中沢さんたちのチームは現在、新たなソーラーカーを制作中。来年は出場クラスを変えてレースに臨む。「どこまで戦えるのか挑戦したい」と力強く語った。

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