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観測史上最大の遡上数 本日解禁のアユ漁に期待

文化

公開:2018年6月1日

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試し釣りに糸を垂らす組合員。口々に「今年の遡上は物凄い数だった」
試し釣りに糸を垂らす組合員。口々に「今年の遡上は物凄い数だった」

 今日6月1日、いよいよアユ漁の解禁日となった。これを前に、相模川漁業協同組合連合会(木藤照雄代表理事会長/以下、相模川漁連)が実施した試し釣りや、アユの遡上数などについて取材した。

 試し釣りは、相模川漁連がアユの遡上や生育状況の確認を目的に行っており、釣果を予想する上で、釣り愛好家らに注目されている。5月26日早朝から、小田急線鉄橋付近など相模川水系の8カ所で実施され、組合員およそ30人が約3時間で500匹ほどを釣り上げた。

 上がったアユは10〜14cm、10〜30g。木藤代表理事会長は「この時季の天然アユとしては上々。夏に水温が上がれば、間違いなく良い漁場になる」と期待を寄せる。

濃い魚影爆釣期待

 (一財)神奈川県内水面漁業振興会は4月2日から遡上のカウントをはじめ、5月20日時点で4632万4376尾。1999年の観測開始以来、最大となった2002年の倍以上となる。15年は1073万尾、16年は1500万尾、17年は1441万尾と近年多かったが、今年になって一気に跳ね上がった。

 相模川漁連の厚木市内を管轄する厚木観光漁業協同組合(市川肇代表理事組合長)、相模川第二漁業協同組合(山崎利一代表理事組合長)とも「釣果に期待できる」と太鼓判を押す。アユの量産技術開発などを行っている神奈川県水産技術センター内水面試験場では「昨年川から海に下ったアユはさほど多い訳ではない。海に出てからのアユの生態はまだ明確になっていないが、エサに恵まれ、捕食された数が少なく、生き残りが多かったのでは」と推測している。

 アユの遡上数は、相模大堰で調査員が目視で群れをカウント。午前10時から午後5時まで10分おきに数え、それ以外の時間分を算出している。

環境を整備

 相模川漁連では毎年アユの放流を行っている。3年前からは年間約20tを、解禁後にも追加放流の予定がある。また産卵場所造成やカワウの撃退など環境整備に努めており、今年の遡上の多さを受け木藤代表理事会長は「取り組みが一助になっているのでは」と話した。

 アユの塩焼きは、JAあつぎの農産物直売所『夢未市』などで食べることができる。厚木観光漁協がキッチンカーで販売(不定期)しており、直近では3日(日)に出店予定。

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