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厚木グラススタジオ島村さん 涼を呼ぶ花玻璃(はなはり)の音 川崎大師風鈴市へ出品

文化

公開:2018年7月6日

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吹き込む息で膨らみを加減する島村さん
吹き込む息で膨らみを加減する島村さん

 全国各地から900種類3万個の風鈴が並ぶ第23回川崎大師風鈴市(7月18日(水)〜22日(日))に、島村信一さん(72)が「あつぎ花玻璃ふうりん」を出品する。現在、妻田北の厚木グラススタジオ(小野里澄人代表)で制作が進む。

 ガラスを指す”玻璃”の名を冠した「あつぎ花玻璃ふうりん」は島村さんのオリジナル商品。小花模様をランダムにあしらった球型で、本体に触れて音を鳴らす「舌(ぜつ)」と呼ばれる小片も、ガラスでできている。

 まずピンポン玉ほどのガラスの塊を筒の先ですくい、ゆっくりと息を吹き込み膨らませる。別に作っておいた5ミリほどの小花のパーツを本体に押し当て、再度炉の中に入れて溶かし一体化させた後、舌が触れる部分を焼き切り、筒から本体を離して完成だ。

 花玻璃ふうりんは、川崎大師からの声掛けで、12年ほど前から出品を始めた。多いときで70個ほど、ここ数年は30個を納めている。

 島村さんは1964(昭和39)年、日本陶器株式会社(現(株)ノリタケカンパニーリミテド)に入社。2000(平成12)年の退社まで、ガラス職人の道を歩み続けた。現在は制作の傍ら、スタジオの講師も務める。「気を抜くとうまく膨らまない難しさはあるが、美しく仕上がった時のうれしさは格別」と、1280℃にも達する炉の前を身軽に移動し、制作に取組む。

 川崎大師風鈴市は境内特設会場で午前10時〜午後6時まで開催(20日(金)のみ午後8時まで)。

 あつぎ花玻璃ふうりんは、同スタジオでも購入可。1つ税込3780円。問合せは【電話】046・297・5700へ(午前10時〜午後6時、火曜休)。

透き通る音が心地よい花玻璃ふうりん
透き通る音が心地よい花玻璃ふうりん

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