神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

あつぎ郷土博物館 疫病との闘いを伺う 23日まで特別展示

社会

公開:2020年12月18日

  • X
  • LINE
  • hatena
展示されている資料
展示されている資料

 厚木市下川入のあつぎ郷土博物館で、12月23日(水)までコロナ禍における広報あつぎ連動特別展示『疫病を乗り越えて〜今だから知りたい150年前の疫病対策〜』が開催されている。同博物館での疫病・感染症に関する展示は初めてで、時代とともに医学的な対策が採られるようになっていった様子が伺える。

 展示資料は、【1】鳶尾山金毘羅子世羅天由来記(1817年、厚木市下荻野・養徳寺蔵)、【2】金毘羅子世羅天御札(同寺蔵)【3】金毘羅子世羅天御札(同現代)【4】小林昇日記(小林克也氏寄贈、1899年)【5】神奈川県防疫対策支部南毛利村分会設置の文書(温水・服部澄男氏寄贈、1946年)【6】下川入衛生組合文書(下川入第一自治会寄贈、1898年)。

 【1】は養徳寺の心外悦和上が、村中に蔓延し人々を苦しめていた疫病の流行を止めるため、鳶尾山で祈祷をしていると、金毘羅神が夢に出現。出現の証として大宝積経(全49巻)から一巻を和上に授け、和上が鳶尾山に金毘羅の小祠を祀ったことが書かれた書物。【4】は厚木市で養蚕教師を務めた小林昇の日記で、当時広島で発生したペストについて、【5】には発疹チフスやコレラの記述がある。【6】は組合文書のうち「衛生組合規約」「衛生組合認可願他」を展示。「種痘(天然痘の予防接種)に関すること」「伝染病人発生の慮ある時」等の業務が記されている。

 博物館の担当者は、「昔は庶民にとって疫病はまだ未知の部分が多く神にすがるのみだったが、時代とともに情報が増し同時により医学的な対策が採られるようになっていったことが伺える」と話している。

 開館は午前9時から午後5時(入場は4時30分まで)。(問)同館【電話】046・225・2515

厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6

市が子ども向けマップ

カーボンニュートラル

市が子ども向けマップ

「実現には共有必要」

4月26日

買い物弱者へ移動販売

(株)いなげや

買い物弱者へ移動販売

見守りで愛川町と協定

4月26日

健康増進に民間の力

清川村

健康増進に民間の力

地域活性化企業人受入れ

4月19日

公共施設2カ所を木質化

厚木市

公共施設2カ所を木質化

間伐材利用の促進を図る

4月19日

新たな歴史をスタート

厚木王子高等学校

新たな歴史をスタート

校章も発表

4月12日

市の支援で運行移管

コミュニティバス「森の里ぐるっと」

市の支援で運行移管

新車両も導入

4月12日

愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」

家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。

https://www.fujimishikiten.co.jp/hall/yukarieaikouishida/

愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」

家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。

https://www.fujimishikiten.co.jp/hall/yukarieaikouishida/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

厚木・愛川・清川版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook