神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

ZOOM UP 昔ながらの駄菓子屋さん オリーブ 茅野理枝さん

社会

公開:2021年7月23日

  • X
  • LINE
  • hatena
店主の茅野さんと看板娘の枝真ちゃん
店主の茅野さんと看板娘の枝真ちゃん

 ▽今年6月、厚木市中町の厚木中央公園そばに、駄菓子屋「オリーブ」をオープンした茅野理枝さん(35)。「想定の倍以上ですね」。開店からおよそ1カ月。店には、放課後の時間ともなると、大勢の子どもたちがお小遣い片手に押し寄せる。子どもだけでなく、幼い頃にお小遣いでは満足に買えなかった雪辱を果たそうと”大人買い”をしにやってくる大人からも人気を博しているそう。

 ▽小学3年生と2年生の息子、4歳の娘の3児の母でもある茅野さん。オープンのきっかけは末っ子の枝真ちゃんの幼稚園入園だった。仕事をはじめようと勤め先を探し始めたが、子どもの体調不良や学校行事で何度も仕事を休むことになることが想定され、気が引けた。ならば「自分でやろう」。昨年、コロナ禍で小学校が休校になった際に、子どもたちのおやつを買うために「色んなスーパーにお世話になった」が、気づけばラインナップは毎回同じに。「私が飽きちゃった」。しかも本厚木駅前にあった菓子店が閉店。そんな自身の境遇と町の状況を鑑みて、「子育てしやすい街」を掲げる厚木でやるならと母親目線でさまざまに考えた結果、”駄菓子屋さん”に行きついた。

 ▽駄菓子の人気は、意外にも今も昔も変わらないそう。ふ菓子やねじり棒ゼリー、蒲焼さん太郎をはじめ、茅野さん自身が子どもの頃に馴染みのあったヤッターめんや10円のガム・フィリックスもくじが付いていることもあって人気を集めているという。「親御さんの中には100円でどれだけ買えるか自分で暗算しながら買い物をしてほしいと考えている人もいる」。子どもと母親、両方の目線で仕入れをしている。

 ▽店にやってくる子どもたちには声をかけて、なるべく近い距離で接する。子どもたちから「今日学校でこんなことがあった!」と話してもらえる存在。そんな「昔ながらの駄菓子屋のおばちゃんになれたら」

■駄菓子屋オリーブ/厚木市中町3の17の22/10時〜17時頃(平日は13時20分〜45分頃まで中休み)/水曜定休

店内には所狭しと駄菓子が並ぶ
店内には所狭しと駄菓子が並ぶ

厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6

飯山のポピー見頃

飯山のポピー見頃

6日まで摘み取り可

4月27日

公共交通が分かる1冊

乗り方から特典まで

公共交通が分かる1冊

4月26日

本庁舎跡地活用を提言

厚木市

本庁舎跡地活用を提言

検討委が取りまとめ提出

4月26日

県央4市の連合書展

県央4市の連合書展

今年は来月伊勢原で

4月26日

水難事故に備え実践訓練

厚木市消防

水難事故に備え実践訓練

相模川で救命ボートなど

4月26日

3市町村の未来考える

厚木JCが公開例会

3市町村の未来考える

4月26日

愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」

家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。

https://www.fujimishikiten.co.jp/hall/yukarieaikouishida/

愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」

家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。

https://www.fujimishikiten.co.jp/hall/yukarieaikouishida/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

厚木・愛川・清川版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook