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文化庁100年フード 厚木のとん漬を認定 販売促進を強化

社会

公開:2023年3月10日

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厚木の「とん漬け」(写真提供・厚木市観光協会)
厚木の「とん漬け」(写真提供・厚木市観光協会)

 文化庁が多様な食文化の継承・復興のために取り組む「100年フード」の2022年度の認定品が発表され、「厚木のとん漬」が認定を受けた。厚木市では認定をうけ、さらなる情報発信や販売促進支援を図る。

 この取り組みは、日本全国の多様な食文化を継承し、振興への機運を醸成するため、地域で受け継がれてきた食文化を100年続く「100年フード」と名付け、継承していくもの。

 2021年度から始まり、初年度は有識者会議の審査を経て212件のうち131件が認定された。今年度は、応募のあった90件のうち70件が認定された。

 神奈川県内では、厚木のとん漬のほか、小田原蒲鉾、曽我の梅干し、大山のきゃらぶき、サンマーメンが認定を受けている。

 市では、様々な地域の特産品のなかから「伝統食」というテーマに沿ったものとして、とん漬を選び、昨年初めて申請。3月3日付で認定を受けた。これにより、100年フードのロゴマークなどの使用が可能となる。

 担当の市観光振興課では、「厚木の食文化が評価され、嬉しく思います。100年フードという一つのブランドを手に入れたことをチャンスととらえ、地域の活性化につなげていけたら」とし、今後について「厚木の優れた食ブランド『あつぎOEC(おいしい)フード』と共に情報発信をするほか、販売促進グッズ作製などで市内事業者の側面支援をしていきたい」と力を込める。

 市内でとん漬の販売や普及促進に取り組む団体である「あつぎとん漬のれん会」の田口幸一会長は認定について「今回の結果はとても嬉しい。これからも益々厚木の名産品として知ってもらえるように努力していきたい」と話す。

【厚木のとん漬】

 江戸時代末期に、荻野山中藩(厚木市周辺)で人寄せがあり、大勢の客人で料理が不足。当時の武士たちは豚や猪などの四つ足の肉を食べることを嫌がっていたため、何の肉かわからないように、猪肉に味噌を塗り焼いて出したところ美味しいと評判になったのがとん漬の始まりと言われている。黒船の来航以降、神奈川県内で養豚が盛んになり、厚木市でも昔は約300軒の養豚場があったという。とん漬は家庭の食卓だけでなく、お土産や贈答品としても選ばれている。

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