後輩に語る“仕事の軌跡”定年退職の市職員が講話

社会

掲載号:2018年2月16日号

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曽我博文オリンピック・パラリンピック担当部長は趣味のランニングに例えた講話を披露
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 厚木市役所で2月8日、今年度退職予定の部長級相当の職員が、これまでの市役所での歩みや仕事に対する思いなどを話す『キャリアストーリー 〜結びの会〜』が開催された。

 これは市総務部が「せっかく蓄積されたノウハウなど、何も残さず定年退職していくのはもったいない。キャリアを結び、後輩たちに繋いでほしい」と、庁内職員を対象に初めて企画されたもの。部長級相当による講話を後輩職員が聞くことで、仕事への姿勢を再確認し、モチベーションの向上を図り、風通しの良い職場をつくるのが目的。

 今年度末で定年退職する部長級相当職員は11人。当日は全員が壇上に立ち、1人20分の講話を行った。新採用職員は全員聴講、他職員は自由参加だったが、のべ236人が聴講に訪れ、立ち見も出るほどの盛況ぶりだった。

 聴講者には、講話者全員の庁内での異動履歴、公務員を志望した動機、仕事をする上で大切にしていることなどをまとめた資料も配布された。講話内容は、思い入れのある仕事の話や取り組み方、若かりし頃にどんな仕事をし何を考えていたか、書類が手書きからワープロ、パソコンへ変換していった苦労話をはじめ、酒の席での笑い話やアドバイスもあった。どの職員も、同僚や先輩、上司など、仲間とともに仕事に取り組めた感謝の気持ちを語っていた。後輩たちに「体質が変わりにくいと言われる役所を、仲間とともに、より良く変えていってほしい」とのメッセージも。終始、和気あいあいとした雰囲気で進行し、先輩上司の体験談に、みな聞き入っていた。

 聴講していた若手職員は、「無駄なルールは変えていかなくては」「これからの仕事がより楽しみになった」「人との繋がりの大切さを再認識した。よりチームプレーを意識して仕事に取り組み、厚木を良くしていきたい」など、前向きな感想が上がっていた。壇上に立った川田富夫厚木愛甲環境施設組合担当部長は「自分の経験を伝えたかった。真剣な目で熱心に聞いてくれた。今後も続けていってほしい」と話した。

 なお、今年度定年退職する部長級相当職員11人中、10人が再任用希望している。

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