「横須賀政策コンペ」を主催する学生団体「スカペンコ」の代表を務める 竹岡力(ちから)さん ハイランド在住 21歳
「政治っておもしろい」
○…横須賀の高校生や大学生を対象に、市に政策提言をする「横須賀政策コンペ」を企画した。地元有識者による採点制にし、チーム同士で競い合うことで、楽しみながら政治に親しんでもらうのが狙いだ。今月7日に行われた説明会には参加希望者11人が集まり、3カ月後の発表会に向けスタートを切った。「今回の政策コンペのように『おもしろそう』と思ってもらえる企画で、若者と政治をつなげていきたい」
○…小学生の頃から「少し変わった子だった」と笑う。同世代がアニメやゲームに夢中になっていたとき興味をもったのは、時の首相・小泉純一郎氏。歯に衣着せぬ物言いや劇場型の政治手法に引き込まれ、テレビにくぎ付けに。「横須賀にこんなすごい人がいるのか」。国が抱える課題の解決に真摯に取り組む姿は、自身も政治家という夢を抱く契機となった。
○…1浪後、再び希望大学の受験に失敗。別の大学に進学したが、「何のために大学に通うのかわからなかった」。そんなとき偶然、吉田雄人市長の選挙ボランティア募集を目にし、電車の中で衝動的に参加希望のメールを打った。ビラ配りなどを手伝う中で、かつての”夢”が再び膨らみ始めた。「大きな転機だった。今は、新たな目標を叶えるために、大学生活を無駄にしたくないと思う」
○…政治に興味のある学生5人で結成した団体「スカペンコ」の他に、地元の若手市議のもとでインターンをするなど、精力的に活動。授業の合間を縫って、地元ハイランドの自治会にも、親世代に混じって参加している。「市内には”横須賀愛”の強い人が多いが、自分と同世代は街への関心が低いのでは。政治イベントや企画を通して横須賀への興味を引き出していきたい」。将来は「一般企業で見識を広めた後、地元のために活動する」ことを視野に入れる。夢は大きく。目標に向かって歩き出したばかりなのだから。
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