意見広告 市民の『命も暮らし』も守れない! 軽症患者の病院に「市有地無償貸与」
総合病院誘致には2つの検討会議が設けられていますが、その中で開設者である葵会からは輪番制による二次救急でさえも「大きな怪我は南共済病院に行ってもらうつもりだ」との発言がなされています。これでは二次救急はおろか重症患者に対応することは出来ません。市長は軽症患者しか診られない病院を作ろうとしているのでしょうか。
救急搬送数は増加傾向で、平成27年は3048件にのぼり、その半数近くは軽症患者です。市内の受け皿は必要でしょう。ただ、だからと言って軽症患者しか診ない病院を作ることは誰も望んでいません。現場の救急隊員も搬送先の鎌倉市内の渋滞が酷く、新しい病院には「命の危険がある重症患者を診られる病院を」と切望しています。
小児救急も診られない!?
全国的に小児科は医師不足の為、人材確保に苦労しています。近隣市には、24時間救急を受け付けてくれている場所もありますが、新しい病院に小児科が不要だとはなりません。既に「救急機能には内科、外科、小児科を対象に二次救急の輪番制への参加を基本とする」ことを条件に公募しており、市長もこれについて「一定の要請に応えられている」と判断して葵会に決定したからです。まずはしっかりと重症患者を診られること。そして『急性期を前提に命を守る病院』が逗子に必要な病院なのです。
加藤秀子
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