本紙連載中の「砂浜で生まれたものがたり」で毎回、貝殻の動物作品を制作している葉山町在住の角田元さん。園長を務める貝工房「かいのどうぶつえん」の作品展が6月27日(火)から8月27日(日)まで葉山図書館で開かれる。
2008年から毎年1回催されている同展。今回の見どころは漫画のルーツともいわれる国宝『鳥獣戯画』の甲巻と丙巻からそれぞれ10シーンを作品化した展示。教科書などでもよく使われる相撲のシーンなどが忠実に再現されている。
ほかにも子どもが楽しめるようにと、いろいろな人気アニメのキャラクターを模したものも制作。ギリシャ神話やイソップ物語、日本の昔話に登場する架空の生き物や動物なども並べられ、今回の作品展で初めて披露されるものも含め、約190点が展示される。
角田さんの作品は、貝殻を割る、削るなどの細工をせず、あるがままの形を生かして造形することが特徴。その妙技を楽しめる。
コラボ企画
これに合わせ、図書館では関連図書の展示を行う。動物・昆虫・魚類・鳥類などをはじめ、『鳥獣戯画』にまつわる書籍、日本の昔話、世界の物語、イソップ寓話などが見られる予定。
角田さんは「せっかく図書館で展示をするので、作品と合わせて関連する本にも触れて楽しんでください」と呼びかけている。
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