▽小田原城そばに6月24日、官地に初めて「小田原かまぼこ通り」を示す案内看板が設置された。かまぼこ通りは、小田原を代表する特産品・かまぼこの本店が集うエリアにも関わらず、同様の看板はこれまでなかった。小田原蒲鉾協同組合が通りの範囲を明確にしたことで、行政が活性化団体からの看板設置の要望を受け入れ、実現。城を目指す観光客が行き来するお堀端通り沿いに案内表示がついたことで、さらなる回遊性向上に期待がかかる。
▽小田原と言えば「小田原城」。市が8年前に地元住民を対象にしたアンケートでは、『小田原の魅力や誇れるものは?』の問いに対し、「小田原城」というワードを含んだ回答が当然ながら多数を占めた。一方で、地方から見た小田原のイメージは少し異なる。
▽長崎県島原市から小田原市内へ移り住んだ60代の男性は、「小田原に城という印象はなかった」という。それよりも、かまぼこや提灯、梅干しのイメージだったそうだ。2年前に静岡県から転勤してきた40代男性は「練り物」、新潟県から移住した20代女性は「ひもの」、兵庫県出身で市内の大学に通う男子学生は「箱根駅伝」が城より先行していた。駅伝でいえば、鈴廣前が中継所になっていることで、”小田原=かまぼこ”とインプットされている人も多そうだ。
▽地元を含む近隣と、地方では小田原に抱くイメージが違う。街を外へPRする際、小田原城に加えてアピールするポイントを、ターゲットとなるエリアや年齢・性別によって変えてみるのはどうだろうか。「かまぼこ」や「海」、「漁港」、「きんじろうカフェ」、「清閑亭」など小田原が有する多様性を紐づけていくことで観光客が求めているものが顕在化し、次の一手が見えてくるはずだ。
▽リニューアルした小田原城の入館者数は、2カ月間で前年同期比176%。魅力が増し、観光客が押し寄せている。そんな今だからこそ、小田原城に依存しすぎない戦略が求められるのではないだろうか。
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